仮想通貨取引所のbitbankとBitTradeのサイトが激似の理由

仮想通貨取引所のbitbankとBitTradeは似ているとよく言われます。本記事ではこの2つの取引所の似ている箇所とその理由について説明します。

bitbankとBitTrade

 

まず、BitTradeとbitbankは完全に別会社です。両社ともに仮想通貨交換業の事業者として金融庁に登録されているので安心してトレードできます。

社名ビットトレード株式会社ビットバンク株式会社
住所東京都品川区西五反田7丁目20-9 KDX西五反田ビル7F東京都港区三田2-11-15 三田川崎ビル4階
代表(敬称略)閏間 亮廣末紀之
設立年2016年9月2014年5月
金融庁登録済み済み

 

下図はBitTradeのトレード画面です。

BItTradeのトレード画面

 

下図はbitbankのトレード画面です。

bitbankのトレード画面

 

下図はBitTradeのアカウント管理画面です。

bittradeのアカウント管理画面

下図はbitbankのアカウント管理画面です。

bitbankのアカウント管理画面

 

下図はBitTradeとbitbankから届いた住所確認ハガキです。このように、上場している仮想通貨からデザインまでとても似ているので、BitTradeとbitbankのどっちを使ってトレードしているのか分からなることがあります。

住所確認ハガキ

 

どうして似ているの?どちらかがパクった?

BitTradeとbitbankは会社自体は別ですが、両社はホワイトラベル契約によって業務提携をし、ベースのシステムに同じものを使っています。そのためデザインやサービスが似ています。また、両社のトレーダーの注文は共通の板に集約されて、流動性が確保されています。

以下の動画はBitTradeとbitbankのビットコイン取引の板を比較した動画(左がBitTrade、右はbitbank)です。板の動きが完全に一致していることが分かります。

 

。。。どっちを使ったらいいんだ

取引手数料を比べてみましょう。下表はbitbankまたはBitTradeを使って売買したときにかかる手数料です。括弧の数字はテイカーになった場合の手数料です。

テイカーとは、板に既に並んでいる注文を約定させる注文のことです。ちなみに、テイカーの反対は「メイカー」といい、板に注文が並ぶ注文のことです。

何と、bitbankは手数料無料キャンペーン中で、2018年3月31日まではすべての仮想通貨が手数料無料で取引できます。

一方、BitTradeはキャンペーン期間ではないので少額ですが手数料がかかります。例えば、1BTC 150万円のときに1BTCを買うと3000円の手数料がかかります。

取扱銘柄BitTradebitbank
ビットコイン0.2%(0.2%)0%
ビットコインキャッシュ0.3%(0.7%)0%
イーサリアム0.2%(0.25%)0%
リップル0.25%(0.45%)0%
ライトコイン0.3%(0.7%)0%
モナコイン0.3%(0.7%)0%

 

下表は、別の取引所やウォレットに通貨を送付するときの手数料です。日本円以外は同じであることが分かります。

取扱銘柄BitTradebitbank
ビットコイン0.001 BTC0.001 BTC
ビットコインキャッシュ0.001 BCC0.001 BCC
イーサリアム0.0005 ETH0.0005 ETH
リップル0.15 XRP0.15 XRP
ライトコイン0.001 LTC0.001 LTC
モナコイン0.001 MONA0.001 MONA
日本円648円540円(3万円以上は756円)

 

よって手数料を考慮すると、BitTradeよりbitbankを使ったほうがお得です。

かといってBitTradeは使えないわけではなく、私が使ってみた感想ではBitTradeはサポートが親切で速いという印象があります。

問い合わせが殺到してさばききれない取引所が多い中で、BitTradeは問い合わせの返事が速攻で届きました。住所確認ハガキも驚くほど速く届きました。

なので、手厚いサポートをしてもらいたいときのために、アカウントを作っておいてもいいと思います。

bitbankの住所確認ハガキに書かれている「ビットコインをすべての人に!」はユーザー数を重視し、BitTradeのハガキに書かれている「ビットコインを今すぐ始めよう!」は素早いサポートを重視しているということかも知れませんね。