ビットコインETFについて説明。金と同じように長期的な上昇トレンド入りのきっかけになりうる存在

最近、ビットコインETFが話題になっています。

2018年7月26日に米国証券取引委員会(SEC)がウィンクルボス兄弟のETF要求を拒否したことも話題になりました。

ちなみに、以下の写真はETF要求を断られたウィンクルボス兄弟が「Why?(なぜ?)」と言ってそうなシーンですが、この写真は2年前の2016年5月に撮影された写真です。

 

ビットコインETFって何? 何がいいの?

という人のために、本記事ではビットコインETFについて説明します。

まずはETFについておさらいしましょう。

ETFとはExchange Traded Fundの略で、日本語で「上場投資信託」と言います。言い換えると「取引所に上場している投資信託」です。

投資信託とは、運用会社が投資家から集めたお金を使って株式、債券、不動産などに投資する商品のことです。

個人で投資先を決める場合、難易度が高かったり、最低購入額が高いなどの理由で投資を断念することがありますが、投資信託を利用することで初心者でも投資できるようになります。

投資信託は通常、銀行や証券会社の口座を開設して申し込みます。

 

一方、ETF(上場投資信託)は投資信託を取引所に上場させたものです。

ETFによって、株取引と同じような感覚で投資信託を売買できるようになります。

投資信託は運用会社が資産を運用してくれるので信託報酬や購入手数料を払う必要がありますが、ETFは投資信託に比べて信託報酬や購入手数料が安く設定されていて便利です。

ETFには様々な種類があり、東京証券取引所に上場しているもので200種類を超えています。

下図は、日経平均に連動するETFのチャートです。赤色のグラフが日経平均、青色のグラフがETFです。日経平均とほとんど同じ価格で推移していることが分かります。つまり、日経225連動型ETFを買うことは、日経平均を買っているようなイメージになります。


⇒引用元:Yahooファイナンス「日経225連動型ETF

 

そして、ビットコインETFとは「取引所に上場したビットコインの投資信託」のことをいいます。

ビットコインは既に仮想通貨取引所に上場してるんだから、投資信託が上場しても意味なくない?

と思った人、ナイス直感です。

確かに、ビットコインの取引をしたいと思ったら仮想通貨取引所に口座を作ればいい話なので、取引可否という観点ではビットコインETFが登場してもしなくても同じです。

ビットコインETFが認可されることの最も凄いことは、証券取引の監督をしている米国証券取引委員会(SEC)がビットコインのことを安全性のある商品であること認めたという事実です。

今まではビットコインのことを複製が不可能で価値がありそうだと何となく皆が思って取引をしていましたが、ETFの許可が下りた後は、金やプラチナのように資産価値のある商品として認識されることになるでしょう。

ビットコインETFが証券取引所に上場すると、仮想通貨取引をしていない証券トレーダーがビットコインに投資する機会が生まれ、仮想通貨市場の参加者が増えることも期待できます。

ビットコインETF 証券取引所

 

ビットコインETFの運用会社はETFを発行するために、大量のビットコインを市場から買って保管することになります。ビットコインの価格にも良い影響を及ぼすことは間違いありません。

ビットコインETFの運用会社

 

ビットコインETFが注目されているもう一つの理由に金があります。

金は1980年にバブルが崩壊してしばらくのあいだ価格が低迷したあと、2003年の金のETFが認可されてから価格を上げ始め、2011年9月までに453%(4.5倍)も価格が上昇しました。

そして、ETF認可前の金のチャートの形がビットコインのチャートによく似ていると誰かがつぶやいて、もしビットコインETFが許可されたら、金と同じように価格を上げて4.5倍になるかもと話題となりました。

。。(・□・;)

2018年7月現在のビットコイン価格90万円から4.5倍になったら400万円…

下図はWHAT’S ON CRYPTOが公開した金とビットコインのチャートです。

WHAT'S ON CRYPTO
⇒引用元:Twitter「What’s On Crypto

 

本当にチャートの形が似ているのか、楽天証券のNY金ロングチャートと重ねて比較してみました。

んー。どうなんだろう。

バブルがはじけたチャートはみんなこのような形を描くので、私の主観ではビットコインと金のチャートの形が酷似しているとまでは言えないと思いました。

楽天証券 NY金ロングチャート
⇒引用元:楽天証券「NY金ロングチャート

 

金の現物を購入するときは100グラム50万円など、ある程度大きな金額で購入し、盗難に遭わないように保管場所も慎重に選ぶ必要があります。保管サービスを利用すると年間手数料が発生します。

 

金のETFは少額から投資でき、現物の保管場所に気を配る必要もありません。そのため、金のETFには現物にはない利点があります。

一方、ビットコインの現物は1 BTCを分割した数百円からでも購入でき、ハードウェアウォレットを使って安全に保管できます。また、ETFは信託報酬が発生するので、現物よりもETFを保有したくなる利点は無さそうです。

しかし、ETFは証券なので売買益は雑所得ではなく申告分離課税になる可能性があります。雑所得と申告分離課税では税率がべらぼうに違うので、もしビットコインETFが申告分離課税なら、ETFの大きな利点になることでしょう。

以上、ビットコインETFの説明です。

ウィンクルボス兄弟のETF申請は駄目でしたが、シカゴオプション取引所(CBOE)のETF申請は9割がた通るだろうと言われています。ビットコインETF、目が離せません。