本記事ではbitFlyer Lightningで表示できるアルーンについて説明します。
アルーンとは最高値、最安値からの経過本数をもとにトレンドを判断するのに使う指標です。
まずはアルーンを表示してみましょう。下図赤枠にマウスポインタを合わせると指標の設定項目が表示されます。アルーンにチェックを入れると表示され、チェックを外すと非表示になります。
アルーンの右横に表示されている1つの設定項目は最高の終値、または、最低の終値を探す範囲(ローソク足の本数)を設定します。
下図はアルーンを表示した結果です。黄色い線がアルーンアップ、オレンジ色の線がアルーンダウンと呼ばれる線です。アルーンアップとアルーンダウンがクロスしながら0~100のあいだを行ったり来たりしています。
bitFlyer Lightningの説明ページにはAroonの計算方法について以下のように記載されています。
Aroon-Up = ((25 – Days Since 25-day High)/25) x 100
Aroon-Down = ((25 – Days Since 25-day Low)/25) x 100引用元: stockCharts「Aroon」
上記式が意味しているのは、アルーンアップは過去25本のローソク足から最高の終値を探し、そこからの経過時間が短いほど100に近く、経過時間が長くなるほど0に近づいていきます。一方、アルーンダウンは最低の終値からの経過時間が短いほど100に近く、経過時間が長くなるほど0に近づいていきます。
初期設定では終値を探す範囲は25本までなので、アルーンの値は下表の25通りしかありません。ただし、bitFlyer Lightningのアルーンは100になることはありません(2017年11月現在仕様)。理由はこれから説明します。
| 経過本数 | アルーン |
|---|---|
| 0本 | 100 |
| 1本 | 96 |
| 2本 | 92 |
| 3本 | 88 |
| 4本 | 84 |
| 5本 | 80 |
| 6本 | 76 |
| 7本 | 72 |
| 8本 | 68 |
| 9本 | 64 |
| 10本 | 60 |
| 11本 | 56 |
| 12本 | 52 |
| 13本 | 48 |
| 14本 | 44 |
| 15本 | 40 |
| 16本 | 36 |
| 17本 | 32 |
| 18本 | 28 |
| 19本 | 24 |
| 20本 | 20 |
| 21本 | 16 |
| 22本 | 12 |
| 23本 | 8 |
| 24本 | 4 |
| 25本 | 0 |
試しに①のアルーンを求めてみましょう。
過去25本のうちの最高の終値は②なので、②から①への経過本数は1本になります。よって、アルーンアップは((25 -1)/25) x 100= 96です。
過去25本のうちの最低の終値は③なので、③から①への経過本数は18本になります。よって、アルーンダウンは((25 -18)/25) x 100= 28です。bitFlyer Lightningのアルーンの表示と一致しました。
注意点は最高値、最安値を探すのではなく、最高の終値、または、最低の終値を探すことです。
もう一問。下図①のアルーンを求めてみましょう。
過去25本のうちの最高の終値は②なので、②から①への経過本数は25本になります。よって、アルーンアップは((25 -25)/25) x 100= 0です。
過去25本のうちの最低の終値は③なので、③から①への経過本数は15本になります。よって、アルーンダウンは((25 -15)/25) x 100= 40です。bitFlyer Lightningに表示されている値と一致しました。
注意点は、アルーンを求める場所のローソク足は最高の終値、最低の終値にはならないことです。今回の①のローソク足は過去25本の中で最低の終値ですが、①以外のローソク足から最低の終値を探します。
アルーンアップ(黄色線)が100に近いとき、過去25本のうちの最高の終値を最近更新したことが分かります。その後、80~100あたりをアルーンアップ(黄色線)が泳ぐと最高の終値更新が継続していることが分かり、上昇トレンド入りの買いのサインとなります。逆に、アルーンダウン(オレンジ線)が80~100あたりを泳いでいると、最低の終値更新が継続しているので、下降トレンド入りの売りのサインとなります。
逆に、アルーンアップ(黄色線)が0に近いとき、過去25本のうちの最高の終値をだいぶ前に更新したことが分かります。つまり、黄色線が下に行くと上昇力が弱い状況であることが分かります。一方、アルーンダウン(オレンジ線)が0に近いとき、最低の終値を大分前に更新しているので、下降力が弱い状況であることが分かります。
2つの線は頻繁にクロスします。アルーンアップ(黄色線)がアルーンダウン(オレンジ線)を下から上に突き抜けたときが買いのサインです。
アルーンアップ(黄色線)がアルーンダウン(オレンジ線)を上から下に突き抜けたときが売りのサインです。
[exchange]






