ブラックロックCEO「ビットコイン1枚70万ドル(1億円)になる」

アンゴロウ

ブラックロックは約10兆ドル(1555兆円)の資産を管理する世界最大の運用会社です。

世界中の機関投資家や個人投資家から資金を預かり、さまざまな資産クラス(株式、債券、不動産、コモディティ、ETFなど)に投資しています。

2023年にブラックロックがビットコインETFを申請し、ブラックロックが過去に申請したETF576件のうち、575件が通過していてる承認率99.8%の実績があるため、ビットコインETFの承認期待が高まり、大きな話題を呼びました。そして、2024年に承認されてアメリカの株トレーダーがビットコインに投資できるようになりました。

ブラックロックのCEO、ラリー・フィンク氏は、かつて暗号資産(ビットコイン)に懐疑的な意見を持っていました。

暗号資産はマネーロンダリングの道具、金融市場に必要なものではない、ボラティリティが大きく長期的な価値を維持することが難しいなど、批判的な意見をたくさん述べていました。

それが2024年になると意見が変わり、CNBCのインタビューでフィンク氏はビットコインのことをデジタルゴールドといい、資産クラスとしての可能性を認める方向に転じています。

CNBC Television

今回のフィンク氏のビットコイン1枚70万ドル(1億1000万円)発言は分析に基づいたものではなく、ポートフォリオの中のビットコインの配分を2%にすべきか?5%にすべきか?を政府系ファンドの人達と話合ったときに、ビットコインの価格はこれからもどんどん上がると予想していることの表現として「50万ドル、60万ドル、70万ドル」と発言したと考えられます。

ちなみに、2024年12月にブラックロックはビットコインの初心者向けの教育ビデオを公開しています。