1月19日にEtherZero(イーサゼロ)が誕生。どの部分がゼロなのかを説明します。

2018年1月19日

ついに2018年1月19日19:00~21:00予定(現地時刻 ※日本との時差に注意)にイーサリアムのハードフォークが行われ、EtherZeroが誕生します。ヽ( ´¬`)ノ

 

保有しているイーサリアムと同数のイーサゼロが無料で貰えるので、付与の対応をしてくれる取引所にイーサリアムを必ず入れておきましょう。4936270個目のブロックでフォークします。フォークする日時は前後する可能性があるので早めに入れておくことをお勧めします。

現在の総ブロック数は以下のサイトで確認できます。現在のブロック数は4894355です。
⇒外部サイト「Ethereum Network Status

公式サイトの「Exchanges we are contacting(コンタクトをとっている取引所一覧)」に日本の仮想通貨交換所、bitFlyer、coincheck、BTCBOX、FISCO、QUOINEXがありました。

取引所一覧

 

しかし、2017年10月のビットコインゴールドの件を考慮すると、Binanceなどの海外の取引所にイーサリアムを送付しておいたほうが無難かも知れません。

2017年10月にビットコインゴールのハードフォークに関して対応する旨のアナウンスを行った日本の取引所もありましたが、セキュリティ上の問題が見つかってから未だに付与されていない状況です。海外の取引所はすでに付与されています。

とりあえず、イーサゼロ対応に関するアナウンスを待ちましょう。

【20180117追記】
Coincheckさんから以下の回答をもらいました。2018年1月18日朝時点でもイーサゼロに関する全体アナウンスがないので、このままアナウンス無しで終わる可能性があります。

Coincheckカスタマーサポートでございます。

お問い合わせのハードフォークにつきまして、恐れ入りますが、現在のところご案内できる情報はございません。

詳しい情報更新等ございましたら、弊社ブログ、ツイッター等にてご案内 いたしますので、ご了承いただければ幸いです。

なお、弊社のハードフォークに関する基本的な対応方針につきましては 下記URLをご確認くださいますようお願い申し上げます。
https://coincheck.com/images/guidelines/planned_hard_forks_and_new_coins.pdf

イーサゼロの「ゼロ」とは?

日本ではいつの頃からか名前の後ろに「ZERO(ゼロ)」を付けるのが流行りました。ビールやジュースの後ろにゼロをつけて、健康に悪影響を及ぼす成分が入っていないことを印象づけるためにつけるゼロ。ドライゼロ、コカ・コーラゼロなど。

原点に立ち返って考えることをスローガンにした報道番組「NEWS ZERO」。などなど

 

ではイーサゼロの「ゼロ」は何のゼロなのか見てみましょう。

下表は公式ページに掲載されているイーサゼロとイーサリアムの機能を比較した表です。

イーサリアムとイーサゼロを比較

 

イーサゼロはブロック生成間隔(Block Interval)が10秒でイーサリアムより5秒速くなっています。トランザクション毎秒(TPS: Transaction Per Second)は10000+となっていて大きな性能アップが見受けられます。(・□・;)イチマン!?

そしてゼロはどこにあるかというと、真ん中あたりにある「0 TX fee」です。TX FEEは「Transaction Fee」の略で、取引手数料のことです。

え!?取引手数料が無料!?

一体これはどういうことか。。現在はビットコインを送るときに2000円くらい(0.001BTC)、イーサリアムを送るときは1000円くらいを払って送金していますが、イーサゼロを使えばそれがゼロになるとでも言うのでしょうか?

そんなうまい話があるのだろうか。公式ページには2018年1月のリリースについて以下のように記載されています。

The EtherZero network will be released to achieve 0 transaction fee and anti DDOS attacks.

直訳すると「EtherZeroネットワークは、取引手数料ゼロとDDoS攻撃を防止するためにリリースされます。」

まじなのか?

0 TX feeの説明は以下のように記載されています。

meet any requirement of DAPP’s development, arrangement and operation.

直訳すると「DAPPの開発、合意、運営の要件を満たす。」

これはいまいち意味が分かりません。いずれ「0 TX fee」のゼロの意味ついて明らかになると思うので詳細が分かり次第、ここに追記しておきます。

下図はBinanceから仮想通貨を送るときにかかるTransaction Fee(手数料)です。NEOとNeoGasが手数料0であることが分かります。ちなみに、NEOは中国版のイーサリアムと言われている仮想通貨です。
⇒外部サイト「Binanceの送金手数料

Binance 送金手数料

 

私の「0 TX fee」の意味をはき違えている可能性がありますが、もしEtherZeroを手数料無料で送れるとしたらイーサリアム建てで取引しているものがイーサゼロ建てで取引するのに変えたいくらい大きなインパクトになると思います。

世界中の取引所に手数料ゼロで送金する夢でもみながら今日は寝ようと思います。