ガチホ勢がコインの価格に与える影響。暴落が起きる可能性が無くなるわけではない。

2018年6月3日

ガチホとは「ガチホールド」の略で、ガチ(真面目に)とホールド(保有する)を合わせた造語です。コインを買って長期保有することを言います。

ちなみに、筆者は「ガッチリホールド」の略だと思っていた時期がありました。

本サイトでは、コインの値上がりを期待してガチホしている人たちのことを「ガチホ勢」と呼びます。

仮想通貨相場では「ガチホ勢の割合が多いと価格が上がりやすくなる。」とよく言われます。本記事ではその理由について説明します。逆に、ガチホ勢が多くても暴落が起こる理由についても説明します。

まず、コインの価格が変化する流れをおさらいしましょう。

コインを買いたい人と売りたい人が取引所に集まって、下図のように、何円で何枚買いたい(売りたい)のかを集計して板に記入します。

 

次に、あなたがコインを2枚売るために取引所にやってきました。売れるまで時間がかかってもいいから少しでも高く売りたいと思っていたとします。板を見て、いくらで注文しようと思うでしょうか。

101円以上の価格に売りの指値注文を入れることでしょう。100円の買い注文があるので、少なくとも99円以下で売り注文を出す意味はありません。
⇒「指値注文とは

すぐに売ってしまいたい場合は100円の指値注文を入れるかも知れませんが、注文が受け付けられる前に他の人の注文によって約定しない可能性があります。

このように、指値注文はすぐに約定しない価格に自分の注文を置いておくために使われるので、現在価格を動かす原動力にならないことが多いです。

 

一方、すぐに売りたい時に使うのが成行注文です。成行注文とは、板にある注文のなかから一番有利になる注文とすぐに約定させる注文のことです。

例えば、今回の板で数量2枚の売りの成行注文を出すと、100円と99円の買い注文と約定して価格が99円まで下がります。

このように成行注文は価格にこだわらずに、板にある注文とすぐに約定される注文のため、現在価格を動かす原動力になります。

 

買いたい人と売りたい人が沢山集まってきて、売り買いの指値注文が板にたくさん載りました。

 

コインを持っている人がガチホを提案し、大多数の人が賛同して売り注文を入れなかった場合、下図のように売り注文数が少ない状況になります。

この状況で買いの成行注文がたくさん出ると、価格が上がりやすいことがイメージできると思います。この状況のことを「売り板が薄い」といいます。

また、ガチホしている人が多いということは、売りの成行注文の数も必然的に少なくなるので価格が下がりにくくなります。

このように、ガチホの人の割合が多くなると価格が下がりづらくなると同時に上がることも期待できるのです。

 

しかし、ガチホ勢が多ければ必ず価格は上昇するかというとそうではありません。なぜなら、買いと売りのバランスは相対的なものだからです。

例えば、大半がガチホしている中、そのコインが詐欺コインだったことが発覚したとします。当然、詐欺コインを買おうと思う人はいなくなり、買い注文は一気に無くなります。

下図状況で成行注文が一発出るだけで価格は一気に2円に大暴落です。

 

まとめると、ガチホしている人が多いコインは価格にプラスに働くことが期待できますが、そのコインを買いたい人がいなくなると売り板以上に買い板が薄くなって価格は大暴落します。ゆえに、みんなでガチホは万能ではありません。

ガチホするコインは、プロジェクトが信頼できて、将来有望なコインだと自分が確信を持っているものに絞りましょう。