日本企業GFAの暗号資産投資まとめ
このページでは、GFA株式会社の暗号資産投資をまとめていきます。
GFAは不動産投融資、金融事業を軸に多角的事業を展開する東証スタンダード上場企業です。
2002年に設立され、2006年に東証マザーズに上場しました。
2007年からの世界的な金融危機(2008年リーマンショック)にGFAも巻き込まれて、3年で株価が-99%という衝撃的なデビューをしました。
その後、不動産投資業務の拡大で収益が改善し、2017年に一時1万円台まで回復しましたが、2018年以降は下落基調が続き、2023年に1000円を割りました。

2024年12月3日、暗号資産ディーリング業務を開始することを発表しました。

ビットコインへの投資を中心にしつつも、短期的に成長が見込めるアルトコインも対象としてディーリング事業を推進する
世界トップトレーダーを起用(2024.12.4)
世界有数のトレーダー「TraderZ」を暗号資産ディーリング業務のアドバイザーとして起用することを発表しました。

TraderZ氏は海外取引所MEXCのトレーダーランキングで常に上位にランクインする凄腕トレーダーです。

にゃんまるコインに投資発表(2024.12.11)
マルハンのイメージキャラクター「にゃんまる」の草コイン「にゃんまるコイン」に投資することを発表しました。
日本の上場企業が草コインへの投資を発表するのは日本初です。

にゃんまるコインのホワイトペーパー(Google翻訳)
NYANには機能、有用性、本質的価値はなく、金銭的利益、利益、利息、配当の約束や期待もありません。 NYAN 用のエコシステムが開発されるというロードマップも、約束も期待もありません。 NYAN はまったく役に立たず、娯楽目的のみを目的としています
にゃんまるコインの開発会社はCyber Earth Corporationという日本のWeb3企業で、2023年にDAAAMOとフジテレビの提携プロジェクトでNFTの制作販売を担当しています。
にゃんまるコインへの投資を発表したあと株価は3倍に急騰しました。

にゃんまるコインの価格は35倍に爆上げしました。

暗号資産の新規購入PR
にゃんまるコインのあと、GFAは矢継ぎ早にミームコインの購入を発表しています。
下表は、2024年12月~2月にGFAが新規購入を発表した暗号資産です。
日付 | 暗号資産の新規購入PR |
---|---|
2024.12.24 | ZCoin($Z) |
2024.12.30 | SEAMANIA Protocol ($SEAMANIA) |
2025.1.10 | Paters Coin 組成 |
2025.1.20 | トランプコイン($TRUMP) |
2025.1.20 | メラニア・トランプ夫人、イーロンなど |
2025.1.21 | ソラナ($SOL) |
2025.1.23 | NyanmaruGOLD Coin($NYAXAU) 組成 |
2025.1.27 | Nyanmaru Gold Utility Token(AGF) |
2025.1.29 | ATAHO Coin($ATAHO) |
2025.2.10 | OKAMIコイン(OKM) |
2025.2.14 | Child Happiness Coin($CHC) |
ビットコイン保有計画発表(2025.2.19)
支援先トークンの保有額を10年で1兆円に増やすのと、ビットコインの保有枚数を3年間で2万1000枚に増やす展望を発表しました。
現在レートでビットコイン2万1000枚は2625億円
GFAの2024年流動資産は28億円


運用状況(2025.3.3)
暗号資産ディーリング業務における2月の確定利益は2000万円、含み益は何と30億円だそうです。
各ミームコインの保有枚数や流動性の状況は明らかにしていません。

オウケイウェイブとの関係
現在のGFAの代表取締役は松田元氏で、松田元氏は2017年~2020年にオウケイウェイブの代表取締役を務めていました。
オウケイウェイブはかつて日本最大級のQ&Aサイトを運営していた会社です。
2017年にオウケイウェイブはWowbit(ワウビット)という暗号資産プロジェクトに投資をし、ブロックチェーン専門の子会社を作ってWowbitの開発に携わりました。
日本でのWowbitの知名度は、情報商材販売者の拡散によってかなり高まりましたが、上場直後にICO価格から-99%以上暴落して騒ぎになりました。
結局、Wowbitのプロジェクトは中身スカスカのプロジェクトで、当初予定されていたWowbitの暗号資産取引所はオープンせず、Wowbitトークンは上場廃止したので、プロジェクトは破綻したと思っている人が多いはずです。
オウケイウェイブは、50億円の債権取立不能問題や松田元社長の株式大量売却問題によって株価が急落し、企業イメージの悪化を招いたため、松田氏はオウケイウェイブの社長を辞任しました。
そして2022年、松田元氏はGFAの代表取締役に就任、2025年に暗号資産ディーリング業務を開始し、Wowbitの上場支援をすると発表しました。
Wowbitはまだ生きていたのか!
以上からGFAが暗号資産投資やWowbit支援を決めた理由は、暗号資産、ブロックチェーン業界に携わってきた松田元氏が代表にいるからこそと言えそうです。
ちなみに、日本のメタバースプロジェクト「XANA」とも提携しています。
