日本円に連動するステーブルコインJPYCについて調べてみた。

不動産投資家

最近『松屋銀座』というデパートでJPYCというステーブルコイン決済がスタートしたというニュースが話題になりました。

そこでJPYCについて調べてみました。

日本円ステーブルコインJPYCとは?

JPYCとは、イーサリアム規格「ERC-20」の前払式支払手段の日本円に連動するステーブルコインです。

前払式支払手段とは、図書カードやプリカのように、前もってお金を支払っておき、買い物の段階で決済する手段のことです。

QUOカードなどと同様なので直接現金に交換することはできません。

法律的には仮想通貨(暗号資産)ではないようです。

JPYC(株)代表取締役 岡部典孝氏のツイート

※『JPYCは暗号資産』とツイートすると5分後、岡部さんが飛んできて訂正します(笑)

日本円に対しての価格変動は、今のところブレはあるもののそこそこ安定してるように見えます。

JPYCの主な使用用途

基本この3つ!
・ ほかの通貨に交換
・ Vプリカの発行
・ ネットショップで買い物(楽天市場、Yahoo!ショッピング)

Uniswap、SushiSwap、Quickswapなどでほかの通貨に交換

JPYCのメインの用途は、二次流通市場での取引です。

現在EthereumメインネットとPolygonメインネットに対応しているため、

MetaMaskの設定を行えば、

Uniswap、SushiSwap、QuickswapなどのDEXで、JPYC→ETH、USDCなどに交換することが可能です。

Vプリカの発行

インターネット上のVisa加盟店であればどこでも使用できるプリペイドカード(Vプリカ)を発行することができます。

ネットショップで買い物(楽天市場、Yahoo!ショッピング)

JPYC社が代理で買い物してくれます(笑)

その他 coming soon…

JPYCを使うメリットは?

本人確認なし!

本人確認(KYC)に厳しくなる昨今、公式webサイトより個人情報の提出なしで購入可能です。未成年でも買えちゃいます。

図書券と同じ分類になるので当然といえば当然ですが!

EthereumメインネットとPolygonメインネットへガス代なしで最短で送金できる!

取引所経由だと、日本の取引所→海外の取引所→MetaMaskと送金する必要がありました(Polygonメインネットの場合)。

JPYCを使えばPolygonメインネットに直接送付してもらえます。(銀行振込後、約5時間程度で着金しました。)

ガス代コストやセルフGOXリスクがありません。

今後はpolkadotのパラチェーンAstarNetworkやSolanaにも対応していくとのこと。

JPYC(株)代表取締役 岡部典孝氏のツイート

※日本円に換えたい場合は、日本の取引所に送金することとなります。

日本の取引所のスプレッドを気にしなくて済む!

日本の取引所は、高額なスプレッドを支払わなければなりません。

しかし、Uniswap、SushiSwap、Quickswapなどに上場しているコインであれば、

スプレッドも小さくガス代もほとんどかかりません(Polygonメインネットの場合)

資金決済法により100%以上供託している。

JPYC社は、最悪な事態(倒産など)に備え、発行額の100%以上を法務省に供託しているようです(供託義務は50%以上)。

JPYC(株)代表取締役 岡部典孝氏のツイート

まとめ

JPYCは日本円に連動している。

利用するには、日本円、金融機関、MetaMaskなどのウォレットが必要。

DEXで運用、ショッピングが主な利用用途。

 

最近非公式ですが、JPYC買取所、JPYC特売所というwebサイトが登場しました。

図書カードやQUOカードを買い取って販売する金券ショップのような感じです。

JPYC特売所で安くJPYCを買って、楽天で買い物すれば数%得なんじゃないかな~と思う今日この頃。