Kucoinでビットコインキャッシュ建ての取引が開始。基軸通貨の下克上は起きるのかを考える。

2018年1月30日

2017年11月頃から、基軸通貨がビットコインからビットコインキャッシュにシフトする流れが起きると予想するトレーダーが増え、ビットコインキャッシュの価格が大きく上昇しました。しかし、それから数ヶ月経った2018年1月現在はシフトの流れはあまり感じなくなったような気がしてます。

「結局シフトしないで終わるんじゃない?」と思い始めた人も多いのではないでしょうか。

下図は2018年1月現在の、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールドの全時価総額を100%とした場合の、それぞれの通貨が占める割合を表したグラフです。

つい2週間くらい前はビットコインキャッシュは13%後半でしたが、徐々に下がって12.6%の状況です。ビットコインの方がビットコインキャッシュとよりも時価総額が相対的に大きくなってきたということです。

ビットコインとビットコインキャッシュの時価総額くらべ

 

そんな中、2018年1月18日に海外取引所のKucoinがビットコインキャッシュ建てで取引できる通貨を登場させました。取引できる仮想通貨は日本ではあまり知られていないKCS、UTK、FOTA、DENT、DAT、ACT、XASです。ちなみにKCSは「KuCoin Shares」といってKuCoin独自の仮想通貨です。

ひょっとすると、こんな感じでビットコインキャッシュ建てで取引できる仮想通貨が少しづつ、少しづつ増えていって、ある日突然大きな変化が訪れるのかも知れません。

そこで今回は、他の取引所のビットコインキャッシュ建ての状況を確認しました。

下図は2018年1月28日のビットコインの売買高が多い取引所の一覧です。

ビットコインの取引が活発な取引所

出典⇒外部サイト「Cryptocurrency Market Capitalizations

 

これらの取引所のビットコインキャッシュ建ての対応状況を見てみましょう。

下表は、取引所ごとのビットコイン建て(BTC)、ビットコインキャッシュ建て(BCH)、イーサリアム建て(ETH)、USD建て(USDT含む)で取引できる通貨が何種類あるかをまとめた表です。

「その他」は円建てやユーロ建てなどの自国通貨や、取引所が独自に発行している仮想通貨を表しています。

Bithumbは取引所で扱っている通貨を使って他の通貨を売買する簡単取引というのがありますが、一般取引は韓国ウォン建てのみなので、韓国ウォン建てのみを集計しています。

Kucoinはビットコインの売買高は上位ではありませんが、先日ビットコインキャッシュ建てが追加された取引所で、せっかくなので一覧に追加しています。

BTC建て BCH建て ETH建て USD建て その他
OKEx 136 13 130 134 無し
Bitfinex 36 無し 27 38 2
Upbit 116 無し 48 15 35
Binance 103 無し 101 6 37
bitFlyer 2 無し 無し 無し 1
HitBTC 186 無し 147 84 無し
GDAX 3 無し 無し 4 5
Bithumb 無し 無し 無し 無し 12
Bitstamp 4 無し 無し 5 5
Kucoin 83 7 79 13 21
合計 669 20 533 299 118

 

上記表を見ると分かるように、ビットコインの売買高が多い取引所の中で、ビットコインキャッシュ建てで取引できる取引所はまだOKExのみです。ライトコイン、ダッシュ、EOSなど人気のアルトコインをビットコインキャッシュ建てて取引できます。

ビットコイン建てが669種類に対して、ビットコインキャッシュ建てが20種類。この状況では、基軸通貨がビットコインキャッシュに変わる流れはまだ先の話になりそうです。

もしビットコインの基軸通貨が別の仮想通貨に変わるとすれば、現在の状況で一番近いのはイーサリアムです。イーサリアム建ての取引が553種類あるので、取引所の対応によっては一気にビットコイン建ての種類数に追いつく可能性も無きにしもあらずです。

以下のグラフはイーサリアムとビットコインの時価総額の合計を100として、その割合を比較したグラフです。イーサリアムの割合があと12.5%増えればビットコインに追いつきます。

ビットコインとイーサリアムの時価総額を比較

 

以下のグラフはBINANCEのイーサリアムのチャート(BTC建て)です。2017年12月からイーサリアムの値動きがとても硬く頼もしい感じになっています。ビットコインの急落時の影響を受けはしますが、他の仮想通貨よりも影響が小さく、再度ジワジワと上げ始める状況が続いています。

BINANCE イーサリアムチャート 20180129

 

さらに、2018年1月24日の仮想通貨格付けでイーサリアムがトップ(Bランク)に輝きました。

ビットコインの基軸通貨、そして、時価総額を追い抜くのはビットコインキャッシュか、それともイーサリアムか。今後の値動きに注目しましょう。

 

P.S.

bitFlyerのデータを見ると、ビットコインキャッシュをビットコイン建てて取引できるように見えるのですが、これは一体何なのだろう。。分かる人がいれば教えてもらえると幸いです。

bitFlyer
出典⇒外部サイト「Cryptocurrency Market Capitalizations bitFlyer