【初心者講座1】通貨の歴史から分かる仮想通貨の凄さ

2018年6月25日

仮想通貨が気になるけど、普通のお金にくらべて仮想通貨の何が優れているのか分からないという人のために、仮想通貨の凄さについて、通貨の歴史をもとに説明します。

むかしむかしの原始時代、人間も動物と同じように群れを成して生活していたと考えられています。お腹が空いたら皆で食料調達に出かけ、皆で料理をして、皆で食事をし、皆で寝る。

一心同体で生活していたので、一人一人が物の不足を心配する必要はありませんでした。

 

ある日、人間たちは気が付きました。

「手分けしたほうが効率的じゃない?」

皆で同じことをしても手が余って働かない人がいるから、狩り担当、稲作担当、住居担当などのグループに分かれて作業を分担したほうが日々の生活が楽になります。

こうして、作業を分担することで次第に人それぞれが得意分野を持つようになり、職業という概念が生まれました。

欲しい物があるときは、欲しい物を持っている人と自分が持っている物を交換します。これを物々交換といいます。

例えば、狩りを職業とする人が新しい斧を欲しいと思ったとき、斧職人を見つけて肉と斧を物々交換します。

しかし、物々交換には以下の問題がありました。

・時間とともに品質が落ちてしまうものは保管しておくことができない。

・欲しいものができたときに、欲しい物を持っている人が自分が持っている物と交換してくれるとは限らない。

 

例えば、肉は腐ってしまうので、狩りを職業とする人は欲しい物ができるたびに新しい動物を調達しなければいけません。斧職人は肉が食べたいと思ったときに、肉を持っていて斧が欲しい人を探さなくてはいけません。

分担することで作業は効率になりましたが、交換するときの効率が悪いです。この問題を解決するために、人類は新しい物を発明しました。

そうです。貨幣(お金)です。

貨幣に利用された物として有名なのが貝殻です。「買う、購入する、販売する、財布」など、お金が絡む漢字には「貝」の字が含まれていることが多いことからもそれが分かります。

ちなみに、「貝」の漢字はタカラガイが元だそうです。以下の画像はタカラガイです。

タカラガイ

 

人間は貨幣(貝)に価値があるという共通認識を持ち、物を交換するときの道具として使いはじめました。

これによって、時間とともに品質が落ちて交換できなくなる心配も無くなり、欲しい物があるときに貨幣(貝)さえあれば直ぐに手に入れられます。

 

しかしいつの世も、人に迷惑をかけてでも自分だけ得をしようとする輩がいます。

例えば、海に行って貝殻を全力で拾いまくる人がいたことでしょう。貝殻さえあれば、売られているものは何でも手に入れることができるので、海で貝殻を集めてきた人はそれだけで大金持ちです。これでは誰だって貝殻と物を交換するのは嫌になります。

 

上記の問題を解決するために、人類は新しい物を発明しました。

そうです。硬貨です。

硬貨とは、銅などの金属を同じ大きさと重さに加工し、刻印を打ったものです。

硬貨の作りを真似した偽金作りをする悪い人もいましたが、貝殻のように誰でも簡単に増やすことができません。また、管理者は硬貨の流通量を調整して物価を安定させることができるようにもなりました。

ちなみに、日本で流通した最も古い硬貨は「和同開珎」という名前で、西暦700年以降に誕生したと言われています。

 

しばらくして、人類はふと思いました。

「硬貨って、かさばって持ち運びに不便じゃない?」

経済を循環させるために硬貨は作られ続けられますが、市場に出回る硬貨の枚数が増えると、硬貨1枚当たりの価値が下がります。そのため、物を買うために必要な硬貨の枚数も次第に増えていきます。

財布が重い。。

そこで、管理者は価値を束ねた別の硬貨を作りました。江戸時代の硬貨でいうと 4000文 = 60匁 = 1両 。現在の硬貨でいうと10円玉10枚 = 100円玉1枚。

それでも、かさばって持ち運びに不便です。

そこで、硬貨を預ける銀行が登場し、預けた硬貨の証書の紙を発行しました。証書は紙なので持ち運びに便利です。

例えば、Aさんは銀行に2000文を預けて証書を発行してもらいました。

AさんはBさんに証書を渡して肉を買いました。

 

 

Bさんは2000文を銀行から引き出しました。これでBさんは無事硬貨を手に入れることができました。

 

しばらくして、人類はふと思いました。

「証書のまま持ってればよくね?」

そして、人類は新しい物を発明しました。

そうです。紙幣です。

紙幣は金属を使っていないので硬貨より安く作ることができます。しかも硬貨よりも軽くて持ち運びに便利です。

上記の流れで通貨が誕生し、2018年現在は硬貨と紙幣を使っている人が多いです。

しかし、紙幣も通貨の歴史で人類が長いあいだ抱えてきた以下の問題を解決できていません。

・偽札が出回る可能性がある。

・保有量が増えると、かさばる。

 

そして2009年にビットコインという名前の仮想通貨が誕生しました。

日本紙幣の偽札を見ることはほとんどないですが、海外では偽札が横行している国はあります。銀行に偽札識別機が標準配置されていたり、店でお札を使って支払いをすると、レジの係員がお札に光を当てて偽札でないかを確かめるほど深刻化している国もあります。

一方、仮想通貨では偽札を作るのは不可能です。誰が誰にいくら送金したかを記録した取引台帳がインターネットで分散管理され、暗号によって保護されているため、偽物が入り込む隙はありません。

また、仮想通貨には硬貨や紙幣のような物理的な物は存在せず、インターネットを介して保有枚数の確認、送金を行うので、たくさん仮想通貨を保有していてもかさばることもありません。

このように、仮想通貨は長い年月抱えてきた通貨の欠点を一気に解消してくるほどのポテンシャルを持った通貨です。

硬貨と紙幣を中心としてきた貨幣の歴史が、仮想通貨を中心としたものに変わろうとしています。

仮想通貨には現在の通貨より優れている仕様がまだあるので、今後の記事で説明します。