PATRON(パトロン)|広告主とインフルエンサーをマッチングする

2019年1月7日

2018年5月20日、日本人経営者を中心とするICO「PATRON」の仮想通貨が海外取引所のHitBTCに上場しました。

 

PATRONは著名人が推薦し、ネット広告にも力を入れていたので、存在を知っている人も多いと思います。
⇒公式サイト「PATRON

PATRONのCEOは久積篤史氏(ひさつみあつし)です。久積篤史氏は元ネオヒルズ族の一人で与沢翼氏の弟子として知られています。

PATRONが開発しているのはインフルエンサープラットフォームというものです。

インフルエンサーとは、社会に影響を及ぼす人のことをいいます。例えば、ツイッターで「◯◯シャンプーを使ったら髪がツヤツヤになった!」とつぶやいたら、ファン(フォロワー)がそのシャンプーを買って売り上げが伸びるのも1つの影響力です。プラットフォームとは、ソフトウェアが機能するための土台のことをいいます。

PATRONは、プラットフォーム上にインフルエンサーの情報を保存します。インフルエンサーの影響力を数値化してブロックチェーン上に保存するため、インフルエンサーごとの正確な影響力を把握でき、偽インフルエンサーも滞在できないという大きな利点があります。そして、広告主はPATRONの中から目的にマッチしたインフルエンサーを選んで仕事を依頼します。

上記のように、PATRONはインフルエンサーと広告主が直接交渉できる環境を提供してくれるシステムです。

PATRONは、ICOによって4000万ドル(約43億円)の調達に成功したそうです。


⇒引用元「PATRON

 

トークン販売はプライベートセール(PREMIUM SALE)、PreICO、PublicICOの3段階で行われ、以下の枚数が販売されました。公式ページには1枚あたり14セント~50セント(現在の為替レートで約15円~55円)で販売すると記載されています。

セール名配布枚数(PAT)
PREMIUM SALE84000000枚
PreICO60000000枚
Public ICO36000000枚

⇒引用元「PATRON

 

購入時期や販売店によって価格やボーナスが違うので、購入者のメッセージをいくつか拾ってみました。

Aさんは2018年2月27日に購入し、そのときのレートは 1500PAT(=1000+ボーナス500) が 0.0271533 BTC(約29868円)だったので、1PAT = 19.9円です。

Bさんは最終のPublic ICOで購入し、1PAT = 約55円です。

Cさんは購入日不明ですが、1000PATが0.0836485 BTCのレートで購入しました。仮に1BTC = 100万円だった場合、1PAT = 約83円です。

もしPATRONを購入した方がいれば、何月何日に1PATいくらで購入したのかを教えて頂けると助かります。

下図は上場後のPATRONのチャート(4時間足)です。

初値は約76円でスタートした直後、安値 0.0000001 BTC(約0.091円)まで大暴落し、そして0.0001999 BTC(約181円)まで大暴騰しました。

 

0.0000001 BTC 。。(・□・;)

0.0000001 BTC ってHitBTCで入力できる最少の注文数量じゃないか。ここまで下がるのを見たのは初めての気がする。

といっても、最初の15分で0.0000001 BTCまで下落、次の15分で0.0001999 BTCまで上昇しているので、これは運営の最初の売買の仕方に手違いがあったのではないかと思います。

 

暴落後、価格は落ち着いてきて現在は10円あたりを推移しています。いわゆるICO割れです。ヘタしたらプライベートセールの価格よりも下の可能性があります。

Public ICOで購入した人は、ICO価格の10分の1くらいまで下がって売るに売れない状況になってしまった人もいると思いますが、運営が買い支えを実施する話があるようなので、今後の価格の動きを注視していきましょう。

 

仮想通貨相場が軟調の影響のためかICO割れが多いですが、今回はPATRONを持ってない人も冷や汗が出る割れ方でした。

同じタイミングでGACKTが関わるICO「SPINDLE(スピンドル)」が海外取引所YObitに上場したそうですが、スピンドルもICO割れしているようです。