湘南美容クリニック親会社がビットコイン購入を発表したことの凄さ

美容と健康は予防が大事💝
インフレから資産を守るのも予防が大事💝
美容医療業界の大手企業、湘南美容クリニックの親会社、SBCメディカルグループホールディングスが10億円のビットコインを購入することを発表しました。
目的はインフレヘッジです。
経済環境の変動にも柔軟に対応できる強固な財務体制を築くための一手として、価値保存の新たな手段として注目されているビットコインの購入を決めたそうです。
湘南美容クリニック(旧、湘南美容外科)は、日本国内で最も知名度の高い美容クリニックの一つです。
日本全国に100院以上、海外を含めると200院以上を展開し、美容クリニックといえば湘南美容クリニックと言われるほど日本での知名度は高いです。
湘南美容クリニックの親会社、SBCメディカルグループホールディングスは美容医療以外にも、歯科、眼科、整形外科、再生医療、不妊治療免疫治療など多彩な医療サービスを提供し、各分野で高い評価を得ています。
以下は日本の美容(上場企業)の時価総額ランキングです。
企業名 | 時価総額(2025年2月) | PER |
---|---|---|
MTG(7806) | 778億円 | 23.1倍 |
コタ(4923) | 526億円 | 34.9倍 |
ヤーマン(6630) | 444億円 | 26.8倍 |
ビューティガレージ(3180) | 179億円 | 14.7倍 |
キュービーネットホールディングス(6571) | 137億円 | 11.3倍 |
下表は世界の主要上場美容医療企業の時価総額とPERです。
企業名 | 時価総額(2025年2月) | PER |
---|---|---|
SBCメディカルグループホールディングス(日本) | 801億円 | 15.0倍 |
Master Style(タイ) | 372億円 | 19.6倍 |
M1 Kliniken(ドイツ) | 454億円 | 19.6倍 |
Klinique Medical Clinic(タイ) | 284億円 | 21.8倍 |
EC Healthcare(香港) | 150億円 | ー |
Miricor Enterprises (香港) | 87億円 | ー |
Fameglow Holdings(中国) | 98億円 | 9.1倍 |
Aesthetic Connect (タイ) | 110億円 | 10.1倍 |
DC Healthcare(マレーシア) | 56億円 | 58.9倍 |
下図は世界の主要上場美容医療企業の売上高と診療科目です。

SBCメディカルグループホールディングスは売上高はEC Healthcare(香港)の3分の1ではありますが、主要上場美容医療企業の上位の売上高、クリニック数、診療科目、時価総額を誇る巨大企業です。
そんな企業がビットコインを保有し始めるとどうなるか
10億円分のビットコインは、ビットコイン全体の時価総額292兆円に比べると非常に小さいため、短期目線では市場全体に与える影響は限定的です。
2025年2月12日にSBCメディカルグループホールディングスがビットコインの購入を発表したあと株価は一時7ドルまで急騰しましたが、現在は5ドル台まで下がっています。

しかし話題性はバツグンで、もし年間500万人以上の来院者の一部でも親会社のビットコイン保有に興味を持ち、世界有数の美容医療企業がインフレ予防策としてビットコインを保有しているという事実が美容医療業界全体に広がっていった場合、金融業界以外の分野にも暗号資産が普及しているという印象を強めることになります。
こうして、他の医療美容業界の企業もビットコインを保有したり、美容クリニックや医療機関が支払い手段としてビットコインを受け入れる動きが出るとビットコインの価格にプラスの影響を及ぼすことも考えられます。