新井隼人「終焉プロジェクト」は資産1億円を安全に形成できる方法を公開

2019年1月1日

 

詐欺商材をつかまされた人の中には、連鎖的に複数の詐欺商材を購入して被害額を膨らませてしまう人がいます。

これは、同一人物に詐欺商材を買わせるための騙しのテクニックにハマっているからです。

例えば、田中さんは商材Aを買いましたが頑張っても結果が出ず、商材Aの内容の酷さに腹を立てていました。そんなとき、商材Aのやり方を否定する商材Bの宣伝が届きました。

田中さんは、商材Aのやり方を否定している人に共感し、商材Bなら結果が出せると思い込んで購入します。しかし、商材Bのやり方でも結果が出ませんでした。そんなとき、商材Bのやり方を否定する商材Cの宣伝が届きます。

最近登場した仮想通貨投資案件に「終焉プロジェクト」があります。私はこれは詐欺案件だと思っています。本記事ではその理由を説明します。

なお、私が詐欺だと思っているだけで、実際に詐欺かどうかは現時点では明らかになっていません。この記事は、プロジェクトへの参加、不参加を強制することを目的としたものではないので、他のサイトの情報や家族、友人の意見も参考にして、ご自身の判断のもと投資するかどうかを決めて下さい。

また、本記事で使用している画像と動画のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。


(引用元:http://syu-en.net/wp/aojh001/)

 

終焉プロジェクトは、一般の人には知ることのできない情報が詰め込まれたAIDというシステムの情報を使って資産を構築するプロジェクトです。

主催者は新井隼人氏(あらいはやと)。資産家へのアドバイスを行うアナリスト組織の代表として活動しているそうです。サッカー元日本代表の内田篤人さんを意識した感じがします。

新井隼人氏が所属する組織では、BINANCE、Houbiなどの海外大手取引所に上場する仮想通貨が事前に分かり、コインの価格の底と天井が分かると証言しています。


(引用元:http://syu-en.net/wp/aojh001/)

 

まずは新井隼人氏の情報をネット上で探してみましたが、このプロジェクトの情報以外、新井隼人氏らしき人物は見つかりませんでした。

よって新井隼人氏は、今まで表舞台に出ないようにしながらアナリストの仕事をしてきたのか、名前や経歴を偽って登場したことになります。


⇒引用元:Google検索「新井隼人 アナリスト

 

新井隼人氏はICOを購入して稼ぐ方法を否定しています。ICO投資の基準が運営側も、紹介者も、投資者もすべてお金が基準になってしまっていて、結果的にICO割れした仮想通貨が溢れかえっている現状を非難しました。

終焉プロジェクトはICOで稼ぐのではなく、一般人には知ることができない情報が詰め込まれたAID(エイド)というシステムを使うことで、大手取引所に今後上場するコインや、コイン価格の底や天井が分かるそうです。参加者はこの情報を受けて事前にコインを仕込んでおくことで利益を出す流れになります。

新井隼人氏は、AIDの情報を使ってコインを高く売り抜けることができた証拠を動画の中で見せました。

下図はTNBコインをBINANCEで売り抜けた証拠画像です。2018年12月15日15時46分46秒にTNBコインを売った履歴が表示されています。

(引用元:http://syu-en.net/wp/aojh001/)

 

下図は本サイトで用意したBINANCEのトレード履歴です。一番左端のDateの列を見て下さい。BINANCEのトレード履歴は検索結果にヒットしたレコードの日付が新しい順に上から並びます。

 

しかし、下図のように新井隼人氏の証拠画像のDateは、TNBコインを売った2018年12月15日のレコードが2018年3月26日のトレードに挟まれています。

BINANCEではこの順番でトレード履歴を表示することはできません。よって、このトレード履歴は偽造であることが明らかとなりました。

っていうか現在は2018年7月です。2018年12月にはまだなっていません。


(引用元:http://syu-en.net/wp/aojh001/)

 

また、TNBを売ったときの通貨ペアは「TNB/BTC」と表示されているので、Total列はBTC数量が表示されているはずですが、ETH(イーサリアム)が表示されています。

また、2017年12月15日のイーサリアムの価格は8万円前後なので、TNBコインを売って4万円(0.52 ETH)を手に入れたということになりますが、4万円では自慢になりません。


(引用元:http://syu-en.net/wp/aojh001/)

 

次に、新井隼人氏はLISKが日本の大手取引所のbitFlyerに上場することを事前に知っていて、2018年1月31日のLISK上場の爆上げでコミュニティメンバーを稼がせたと説明しました。

下図はLISKのチャート(1時間足)です。2018年1月31日の14時~15時にかけて大暴騰しています。


(引用元:https://www.binance.com/en/trade/LSK_BTC/)

 

下図はコミュニティーメンバーから届いたLINEメッセージの証拠です。

日付は「1/31(水)」、「LISK上場で利益をうまくとれました」と記載されています。


(引用元:http://syu-en.net/wp/aojh001/)

 

メッセージの受信時刻は「2:18」

ということは、1月31日になったばかりの夜中の2時にこのメッセージを受けたことになります。

しかし、LISKが爆上げしたのは1月31日の午後です。よって、このLINEメッセージは偽造であることが明らかになりました。

 

新井隼人氏の返信を見ると分かるように、受信時刻は24時間表記です。ちなみに、LISKの爆上げが始まったのは14時30分以降です。

 

新井隼人氏は、他のメンバーからのお礼のメッセージの証拠を見せました。メッセージの時刻の位置を見て下さい。

終焉プロジェクト LINEメッセージ

 

吹き出しと時刻のあいだのスペースがやたら狭くなっています。

終焉プロジェクト

 

他のメッセージを見ると分かるように、時刻と吹き出しのあいだには通常、一定のスペースが入ります。よって、コミュニティメンバーからのメッセージは偽造だらけの可能性があります。

終焉プロジェクト

 

新井隼人氏は、今回のプロジェクトについて以下の動画のように説明しました。一般の人では知れないような情報を精査して流すと説明しています。


(引用元:http://syu-en.net/wp/aojh001/)

 

一般の人が知ることができない最上流の仮想通貨情報を使って稼ぐことができるといったプロジェクトが過去にたくさんありました。

しかし、どれも詐欺師ネットワークからの情報が流れてきて詐欺案件やボッタクリICOを購入させられたという報告のものばかりで、本当に最上流の情報が届いて億万長者になれたという参加者の声は未だありません。

プロジェクト名内容
THE HERO プロジェクト世界の0.1%しかいないような超最上流の情報を使って皆でお金持ちになるプロジェクト。
THE INVITATION プロジェクト世界のトップ0.1%の富裕層の情報を使って資産が100倍以上になるプロジェクト。
MILLION LINER PROJECT上流の人脈から流れてくる良質な情報をもとに半年間で億万長者になれるプロジェクト。
Fintech Nations「最上流の情報」や「特権階級の人しか得られない情報」とはレベルの次元が違う、最上流の情報が作られる現場の情報を使って億万長者になれるプロジェクト。
想源プロジェクト仮想通貨の生みの親の情報を使って資産を爆発的に増やすプロジェクト。

 

以上、終焉プロジェクトの検証結果です。

新井隼人氏のこのプロジェクトにかける思いは

「ICOや仮想通貨によって時間も、お金も、家族も失った人を一人でも多く救いたい。」

すくい上げられる前に、家族とよく相談してから参加するかどうかを決めましょう。