ソニーのブロックチェーンSoneium(ソニューム)まとめ

アンゴロウ

この記事では、ソニーグループが開発するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」の投資可能性について調査し、行方を追記していきます。

下表はソニューム関連の履歴です。

履歴
2023年8月暗号資産取引所の運営会社Amber Japanを買収
2023年9月日本のブロックチェーン開発プロジェクト「アスターネットワーク」の開発会社と提携して新しいブロックチェーンの開発をスタート
2024年8月23日Soneium(ソニューム)を正式発表
2024年8月23日Astar zkEVMがソニュームに移行
2025年1月14日ソニュームのメインネット公開
2025年3月11日ソニュームのaibo(アイボ)の公式デジタルコレクションを発表

ソニュームは独自のネイティブトークンを発行せず、手数料の支払いにはイーサリアムを使う仕様になっています。

そのため、ソニュームの暗号資産に投資して利益を狙うことはできません。

ソニュームの成長に期待して投資をする場合、第一候補に挙がるのはASTRです。

ソニュームは、アスターネットワークの開発会社とソニーグループの合弁会社によって開発され、2024年にアスターネットワークのASTAR zkEVMがソニュームに移行されました。

Astar Network Japan

アスターネットワーク公式は、ASTARトークンがソニュームのエコシステムにおける重要な役割を担うトークンの1つとして機能すると説明しています。

最近、2025年2月にはソニュームのエコシステムで活発に活動するユーザーにASTRトークンの報酬を付与するイベントを開催していることからも、ASTRとソニュームの仲の良い関係が伝わってきます。

なので、今後ソニュームの利用者が増えると、ASTRトークンの価格にプラスの影響を与えると考えられます。

2025年1月14日にソニュームのメインネットが公開されてから、着々と利用者は増えています。

アカウント数が100万を突破しました。

Soneium Network stats

TVS(Total Value Secured)は1億ドルを突破し、L2の15位に上がりました。

L2BEAT「Soneium TVS」

しかし、ASTRトークンの価格はというと、2024年2月からずっと下落基調が続いていて、2025年に最安値を更新しました。

ASTRの個人的な印象は、インフレ率がとても高かったことです。

アスターネットワークにはDAppステーキングという、分散型アプリケーションにステーキングするユニークな機能でASTRトークンを配りまくったことで、予想インフレ率が100%を超えていた時期もありました。

この高いインフレが新規の買い圧で支え切れずに下落に転じ、トークンに対する投資家の信用を低下せた可能性があります。

2024年には総供給量の5%のバーンを実施しましたが、効果は限定的だったようです。

2025年の予想インフレ率は3%~24%のあいだで推移しています。

今後は、ソニュームのエコシステムの拡大傾向、ASTRのトークン信用性の変化を中心に確認していきます。