TradingViewの使い方8「いつもと違う直線を引く(トレンド角、矢印、レイ、時間外)」
トレンドラインの記事では、始点と終点を指定して下図のような直線を引く方法を説明しました。
普通の直線を引く場合はこれで問題無いのですが、
角度を測りながら直線を引きたい。
延長線を引きたい。
矢印の線を引きたい。
と思うことがあります。本記事ではそれらの線の引き方について説明します。
トレンド角
水平となす角を計りながら直線を引くことができます。
実際にやってみましょう。
下図青枠のをクリックします。
下図青枠をもう一度クリックします。
すると、右側にメニューが表示されるので、「トレンド角(下図紫枠)」をクリックします。
次に、チャート画面をクリックして線の始点を指定します。線の終点を指定するためにマウスを動かすと、水平となす角が始点のそばに表示されます。
以下の動画は、トレンド角を用いて線を引くシーンです。ちなみに、トレンド角は角度を指定して直線を引くのに使うよりも、トレンドラインがどのくらいの勾配なのかを確かめながら線を引くのに使うことの方が多いです。
矢印
終点が矢印の直線を引きます。
以下の動画は矢印の直線を引くシーンです。
矢印の線は、普通の線を引いたあとに終点を変更することでも同じことができます。
具体的には、デザインパネルの下図⑥をクリックすると、
下図のパネルが表示されるので、Ⓑを選択します。
以下の動画はトレンドラインを引いたあとに終点を矢印に変更するシーンです。
レイ
レイは直線の終点方向に延長線を伸ばした線です。
ちなみに、rayという英単語は「光線」という意味です。名前はビームにした方が日本人には分かりやすい気がします。
以下の動画はレイの直線を引くシーンです。
普通の線を引いたあとに終点を変更することでも同じことができます。
具体的には、デザインパネルの下図⑥をクリックすると、
下図パネルが表示されるので©をクリックします。
時間外
時間外は直線の始点、終点方向の両方に延長線を伸ばした線です。
以下の動画は時間外の直線を引くシーンです。
普通の線を引いたあとに始点と終点を変更することでも同じことができます。
具体的には、デザインパネルの下図⑤をクリックすると、
下図パネルが表示されるので©をクリックします。これで始点方向がレイ直線になりました。続けて上記パネルの⑥をクリックして終点方向もレイ直線にして完成です。
「どうして時間外という名前なの?」
と思った人もいると思います。
TradingViewにおいて、直線の始点は開始日時、終点は終了日時を表しているようで、下図のように直線の始点、終点のX軸を見ると日時が表示されています。
つまり、始点から終点までの直線は時間内、それ以外は時間外というイメージになります。ゆえに、延長線は時間外の線になります。
上記のすべての直線において、線を引いたあとに長さや角度を修正したいと思ったときは、線の端の白丸をドラッグで運びます。白丸以外の線の部分をドラッグすると角度と長さはそのままに線を移動できます。
以下の動画は時間外の直線の角度と位置を調整するシーンです。