bitFlyer Lightning 出来高の見方。

2018年1月23日

本記事では、bitFlyer Lightningで表示できる「出来高」について説明します。

「出来高」とは、売買が成立した数量のことです。例えば、1ビットコインを50万円で売りたいAさん、1ビットコインを50万で買いたいBさんがいて二人のあいだで売買が成立した場合の出来高は1です。

ビットコインの取引所には多くの買い手、売り手が存在するので、単位時間あたりの出来高も多いです。

では出来高を表示してみましょう。下図赤枠にマウスポインタを合わせると、下に指標の一覧が表示されます。出来高にチェックを入れると表示され、チェックを外すと非表示になります。なお、出来高は初期状態では表示されるようになっているので、設定を何も変えていない人は上記手順は必要ありません。

出来高の右に表示されている入力欄は出来高の平均線を引くための集計対象のローソク本数です。

bitFlyer Lightning 出来高

 

下図が出来高を表示した結果です。ローソク足の下に地面に並べられたローソク足みたいなものが出来高です。

bitFlyer Lightning 出来高

 

出来高の表示領域が狭くて見づらいと思った人は、ローソク足の領域と出来高の領域のあいだにある二重線をドラッグして上に移動すれば表示を大きくすることができます。

グラフの色は同じ時間帯のローソク足と一致しています。例えば、ローソク足が陽線(色無し)のときは出来高も色無しになり、ローソク足が陰線(オレンジ色)のときは出来高もオレンジ色になります。色の違いが買い売りどちらの数量が多いのかを表しているわけではないので誤解しないようにしましょう。ちなみに、買いに対して必ず売りがいるので、同じ集計期間の買った数量と売った数量は同じになります。

グラフの右側に目盛りが表示されていて、そこで出来高の数量を確認できます。正確な数量を確認したい場合は、マウスポインタを知りたいグラフに合わせると、下図黄色矢印の場所に数量が表示されます。

bitFlyer Lightning 出来高の表示領域を広げる

 

出来高の中央に表示されている白い線は出来高の平均線です。初期設定では15本の出来高の平均線になっています。

bitFlyer Lightning 出来高を計算

 

では①の場所の平均線の数量を計算で出してみましょう。①~⑮の出来高は以下のようになっています。

① 921.04
② 580.34
③ 1419.9
④ 763.29
⑤ 487.62
⑥ 244.07
⑦ 209.11
⑧ 357.41
⑨ 645.79
⑩ 1101.25
⑪ 712.5
⑫ 348.99
⑬ 173.21
⑭ 592.04
⑮ 174.16

(921.04 + 580.34 + 1419.9 + 763.29 + 487.62 + 244.07 + 209.11 + 357.41 + 645.79 + 1101.25 + 712.5 + 348.99 + 173.21 + 592.04 + 174.16) ÷ 15 = 582.048

平均線上の位置と同じになりました。

出来高で何が分かるの?

出来高が多いということは、取引が盛んに行われている。すなわち、注目されていることを意味します。そのとき価格が大きく上がることも、大きく下がることもあります。

なぜなら、例えばビットコインが将来的に有望であることがニュースで紹介されて人気が集まって出来高が増えることがあれば、ビットコインの悪い事件がニュースで取り立たさたことで投売りが発生して出来高が増えることもあるからです。

なので、出来高が多いから買いだ!とは一概には言えません。

bitFlyer Lightning 陰線で出来高が多い例

 

出来高が増えて価格が上がるときもあれば、下がるときもあるならば出来高を見ても仕方がないと思ってしまいそうですが、例えば、緩やかな上昇トレンドのときに、出来高が増えてきたと同時に価格も上がってきたら、近いうちに急激に上がる可能性があります。

このような相場の勢いという観点も含めてエントリーするタイミングを決めるなら出来高の把握は重要です。常に表示しておくことをおすすめします。