仮想通貨の情報収集にYouTubeを使うときの注意点

2019年1月1日

本記事では、情報収集にYouTubeを使うときの注意点について説明します。

仮想通貨の情報を探すときにYoutubeを使って情報収集する人も結構います。なぜなら、文章の情報より、画像や音声の情報のほうが直感的に理解しやすいからです。

なぜ画像や音声のほうが理解しやすいのかを最初に説明します。

文章を理解するときの脳の働き

脳は文字列を認識すると、心の中で文字列を読みながら音声に変換し、音声をもとにシーンを想像することで理解に辿り着きます。

例えば、以下の文章を読んで下さい。

「シベリアンハスキーが大きくジャンプしてピンクのフリスビーをキャッチした。」

心の中で声を出しているような感覚のあと、犬が飛んでフリスビーを咥えているシーンを想像したと思います。

動画を理解するときの脳の働き

脳は動画を認識すると、動画に映っている画像をそのまま脳の中に取り入れ、音声をもとに想像した情報を付け加えて理解します。

例えば、以下の画像を見て下さい。文章より速くシーンが理解できたと思います。

 

まとめると、文章の場合は「文字列」⇒「読み上げ」⇒「音声」⇒「シーン想像」⇒「理解」という手順を踏むのに対し、動画の場合は「動画(音声)」⇒「シーン想像」⇒「理解」という手順になります。

つまり、動画のほうが圧倒的に理解に辿り着くまでの脳の負担が軽く済むということです。本を読むよりテレビを観る方が好きな人が多いのもこの理由からです。

YouTubeで情報収集するときの注意点

そういうわけで仮想通貨の初心者は、理解しやすいYoutube動画で情報収集を始める人がいますが、1つ注意しておきたい点があります。

それは、仮想通貨ユーチューバーの中には、自分たちの金儲けのために詐欺コインだろうが詐欺投資案件だろうが構わずに、仮想通貨初心者や情報弱者に紹介しているとみられるユーチューバーが大量発生していることです。

しかも一斉に同じ案件を、同じ謳い文句で紹介しはじめるのが不気味です。この状況から、ユーチューバーたちが情報共有しながら行動していることが分かります。

このようなユーチューバーのことを、本サイトでは合唱ユーチューバーと呼びます。皆で「ICOが買えるの歌」を合唱します。

そして、

「ユーチューバーが紹介するICOを購入したら、公式の4倍の価格だった。」

「ユーチューバーが紹介する億万長者プロジェクトに参加したらお金をむしり取られた。」

などの被害者の声が本サイトにも多数寄せられるようになりました。

あのユーチューバーが勧めてる!あのユーチューバーも!、あのユーチューバーも!という状況を目の当たりにすると買ってみたくなる気持ちも分かりますが、それで投資を決断すべきではありません。

逆に、多くのユーチューバーが買え買え勧めてくる案件は危険だと考えたほうがいいと思います。なぜなら、彼らは本当に良い案件だと思って紹介しているのではなく、高額の紹介報酬や仲介手数料のために紹介しているからです。

 

合唱ユーチューバーの特徴

合唱ユーチューバーは、一斉に同じ案件を同じ謳い文句で紹介しはじめる他に、以下のような特徴があると筆者が個人的に思っています。(すべてのユーチューバーに当てはまるわけではありません)

項目 説明
価格を予言 「◯◯コインは年末に100万円」のように、コインの具体的な価格を予言したり、サムネイルに載せている。
何倍確定 「◯◯コイン◯◯倍確定」のように、コインがICO価格から何倍になるのかを予言したり、サムネイルに載せている。
ADAコインを例にする。 「ADAコインも詐欺だ詐欺だ言われてたけど詐欺じゃなかった。だから、このコインも詐欺じゃない」という論理展開をする。
ADA、NOAHコインの動画が多い。 ADAコイン、NOAHコインを褒め称える動画が何個もある。
◯◯は詐欺?というタイトル ◯◯コインは詐欺?のようなタイトルで釣って、詐欺じゃないと言う。

まとめ

合唱ユーチューバーが一斉に登録しろ登録しろ♪、買え買え♪と勧めてくる案件は、本当に良い案件だと思って紹介しているのではなく、高額の紹介報酬や仲介手数料のために紹介している可能性があります。皆が言っているからといって信用せず、そのICO、プロジェクトについてよく調べてから投資するかを決めましょう。

2018年現在は、ICOの9割以上が詐欺または失敗に終わっています。私は詐欺師ネットワークの養分にならないために、コイン神社にお参りに行っています。
⇒外部サイト「COIN JINJYA

ちなみに、記事の冒頭で、文章より動画の方が理解しやすいと言いましたが、論理的思考力を鍛えるなら動画よりも文章をたくさん読んだほうがいいです。「詐欺に騙されないためにどうしたらいいか?」という質問の答えは本をたくさん読むことです。

「仮想通貨」でYoutubeの検索をしてチャンネルでフィルタをかけると結果は2160件。

(・□・)。。

できれば、合唱ユーチューバーが今後も増え続けて「ICOが買えるの歌」を合唱するのではなく、個性を重視した面白い仮想通貨ユーチューバーが登場してくることを切に願います。