bitFlyerのビットコイン現物の出来高がZaifより少なくなった。取引所ごとの出来高をチェック

「出来高」とは、売買が成立した数量のことです。

例えば、1ビットコインを100万円で売りたいAさん、1ビットコインを100万円で買いたいBさんがいて、二人のあいだで売買が成立したときの出来高は1になります。

 

出来高の多さは人気のバロメーターのように感じますが、好材料の人気で出来高が増える場合があれば、悪材料の投げ売りで出来高が増える場合もあるので、出来高イコール人気というわけではないです。

しかし、市場参加者が増えて出来高が増えなければ長期的な価格の上昇は見込めません。なので、上がる、下がるどちらでも出来高が増えることは嬉しいことです。

最近、日本最大手の仮想通貨取引所であるbitFlyerの出来高の雲行きが怪しいと言われているので状況を確認してみましょう。

下図は2018年5月3日以降のbitFlyer、BINANCE、bitfinex、okex、HitBTCのビットコインの出来高(週足)の推移です。データはCryptowatchのデータを使用しました。
⇒「標本データ

2018年7月5日のHitBTCの出来高が急激に増えていますが、これはおそらくCryptowatchの集計の不具合だと思います。

 

上記グラフを見ると、bitFlyerの出来高がメリハリなく、じわじわと下がり続けているのが分かります。

5月17日の週は10万BTCの出来高がありましたが、その後はずっと下げ続けて、7月19日の週は4万BTCまで落ち込んでいます。

原因の1つは、新規アカウント作成の一時停止にあると考えられます。

bitFlyerは金融庁から業務改善命令を受けて、しばらくの間、新規アカウントの申し込みを一時停止すると2018年6月22日に発表しました。この影響で新規の買いが入らず、出来高が低迷している可能性があります。

メール件名「当社への行政処分に関するお詫びとお知らせ」


なお当社は、既存のお客様への本人確認状況の再点検が完了し、かつ、内部管理体制強化が整うまでの間、新規のお客様によるアカウント作成を自主的に一時停止させていただきます。

 

下図は2018年5月3日以降のQUOINEX、bitFlyer、Zaifのビットコインの出来高(週足)の推移です。

bitFlyerはQUOINEXの3分の1の出来高で、Zaifよりも少ない状況になっています。

 

下表は2018年6月のビットコイン取引で使われている法定通貨の割合を円グラフで表したものです。日本円が6割以上だったことが分かります。


⇒引用元:CryptoCompare「BTC

 

下表は2018年7月のビットコイン取引で使われている法定通貨の割合を円グラフで表したものです。アメリカドルの割合が増加し、USDとUSDTの合計はすでにJPYを超えています。
⇒「USDTとは


⇒引用元:CryptoCompare「BTC

 

下図はCoinGeckoが発表した取引所の出来高ランキングです。日本の仮想通貨取引所で扱っているコインの種類は海外の取引所に比べて圧倒的に少ないので当然のことではありますが、日本の取引所はトップ20から外れ、QUOINEX 21位、bitFlyer 24位、Zaif 26位、bitbank 27位となりました。

Q2 2018 Cryptocurrency Report by CoinGecko
⇒引用元:CoinGecko「Q2 2018 Cryptocurrency Report by CoinGecko

 

上記の事象がbitFlyerの新規アカウント停止による一時的なものであれば問題ないのですが、業務改善命令以外の、レバレッジを4倍以下やICO禁止などの規制に関する話題によって日本人の仮想通貨離れが加速しないことを祈ります。

こんなときに、仮想通貨で得た利益の税収を雑所得から累進課税に変更することが発表されると希望が生まれるのですが。

仮想通貨先進国の名に懸けて、進め、モナコイン!