長谷川純「BITTWON PROJECT」は2年で1億円が稼げるプロジェクト
詐欺師は、高級住宅、高級車、高級時計、高級スーツを見せながら、自分がビジネスで成功している証拠を見せ、このツールを使えばあなたも私のような生活ができるよと言って誘惑します。
しかし、ツールを購入して使っても全然稼げずに、高額の参加費だけが消えていきます。
そして詐欺師は騙し取ったお金で新しい高級品を買い、シャンパンパーティーで打ち上げをします。
最近登場した仮想通貨投資案件に「BITTOWN PROJECT」があります。私はこれは詐欺案件だと思っています。本記事ではその理由を説明します。
なお、私が詐欺だと思っているだけで、実際に詐欺かどうかは現時点では明らかになっていません。この記事は、プロジェクトへの参加、不参加を強制することを目的としたものではないので、他のサイトの情報や家族、友人の意見も参考にして、ご自身の判断のもと投資するかどうかを決めて下さい。
また、本記事で使用している画像と動画のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。
引用文字列 | URL |
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BITTOWN LP1 | http://bit–town.com/lp/f6lsjtlma/ |
BITTOWN LP2 | http://bit–town.com/lp/ahh1zkd/ |
BITTOWN セールス1 | http://bit–town.com/chapter1hnvss/ |
特定商取引法に基づく表示より
項目 | 内容 |
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販売会社 | 株式会社SECOND HILLS |
運営責任者 | 長谷川純 |
所在地 | 〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-19-12 |
電話番号 | 0345001260 |
メールアドレス | info@bit–town.com |
販売会社の「株式会社SECOND HILLS」は6日前の2018年10月9日に法人登録された会社なので、このプロジェクトのために設立された会社と考えられます。
⇒引用元:法人番号公表サイト「株式会社SECOND HILLS」
会社の所在地は大塚駅のそばにあるレンタルオフィスです。月額34000円から利用できます。
月200万円も稼げるツールを参加者に提供するプロジェクトがレンタルオフィスを使うのは不自然です。
⇒引用元「BizCircle」
プロジェクト主催者は長谷川純氏(はせがわじゅん)。BITTOWNの支部長を務め、IT関連事業、クラブ、飲食店を経営し資産40億円を保有する大富豪だそうです。
鈴鹿8時間耐久ロードレースや、有名バイクレースで数々の功績を残したバイクレーサーだったそうです。
これほど輝かしい経歴を持っているのであれば、バイク関連の情報を中心にインターネット上に長谷川純氏の情報がたくさん見つかるはずですが、このプロジェクトの情報以外、長谷川純氏らしき情報は見つかりませんでした。
よって、長谷川純氏は今まで一切表に出ないようにバイクレースで輝かしい功績を残してきたのか、名前や経歴を偽って登場してきたのかのどちらかになります。
⇒Google検索「鈴鹿8時間耐久ロードレース 長谷川純」
動画では長谷川純氏がバイクレースで獲得したトロフィーが並べられていますが、解像度が1980×1020の動画でもトロフィーのタイトルを読むことができませんでした。
それどころか、賞状にボカシを入れて文字が読めないように動画が加工されています。
以下の動画は、賞状の前を人が通り過ぎてボカシが一瞬無くなるシーンをスロー再生したものです。
(引用元:BITTOWN セールス1)
以下の動画は、長谷川純氏の頭が賞状と被ってボカシが一瞬無くなるシーンをスロー再生したものです。
基本的にトロフィーや賞状には名前以外の個人情報は記載されていません。この賞状が長谷川純氏が受賞したものであれば、ボカシを入れる必要はありません。ボカシを入れなければならない理由があると考えられます。
(引用元:BITTOWN セールス1)
BITTOWN PROJECTは、参加者全員が1ヶ月後に最低50万円、2年後に1億円を稼ぐことができるプロジェクトです。
(引用元:BITTOWN セールス1)
一方、セールスページには7万円を入れておくだけで、毎日10万円を生み出し続け、月収200万円生活が始められると記載されています。
どちらが本当しょうか。どちらも本当ではない可能性があるので気にしないで次に進みます。
長谷川純氏は1061 BTCのビットコインを保有していると言って、証拠としてbitFlyerの管理画面を見せました。
ビットコインを取引所に預けっぱなしにしておくべきではないという話は置いておいて、管理画面にはおかしな点があります。
下図は証拠画面を切り抜いたものです。見づらいですが、長谷川純氏が保有しているビットコインの数量は画面上部の水色の箇所に表示されています。
下図は他のサイトから引用させて頂いたbitFlyerの管理画面上部です。
管理画面上部には、左から現在価格、BTCの残高、円の残高が表示されることが分かります。
⇒引用元:COIN TOKYO「bitFlyerで自分の取引履歴を見る」
上記を踏まえた上で長谷川純氏の管理画面を見ると、残高(JPY)の数値の最後に「円」がありません。また、残高(JPY)の数値だけイタリックになっています。
よって、この証拠画像は偽造であることが明らかとなりました。
下図は、セールスページに掲載されている証拠画像です。動画よりも鮮明に表示されています。動画ではイタリックだった残高(JPY)の数値が標準に修正されています。
また、「すべてのお取引」の下にある表が急にくっきり表示されていて、まるで上から貼り付けたようになっています。
他にも間違いが散見されます。間違っている箇所についてはYoutube動画で報告します。
長谷川純氏は、BITTOWN PROJECTに参加可能な人数について以下の動画のように言いました。
(引用元:BITTOWN セールス1)
BITTOWN PROJECTについて以下の動画のようにも説明しました。
(引用元:BITTOWN セールス1)
日本人が参加できる枠が残り800名で、このプロジェクトは国家レベルであると証言しました。NOAHコイン以来の国家レベル宣言です。
1つ考えて欲しいのは、国家レベルのプロジェクトで残り枠数が800名しかなく、月収200万円も稼げるツールを、なぜ高い広告費を使って見ず知らずの人に販売しようとするのでしょうか。
これほど凄いプロジェクトなら、世界で事業を展開する長谷川純氏とつながりのある多くのビジネスパートナーや、人生でお世話になった人やその親戚たちでその枠をすべて抑えるはずです。
以上、BITTOWNの検証結果です。
自動売買ツールを起動するだけで億万長者になれると言い出すプロジェクトは多いですが、本当に億万長者になれた報告は1つも届いていません。逆に、1円も稼げずに、資産が溶けた報告が多いです。
このプロジェクトへの参加を検討している人は、30万円を払って自動売買ツールを購入したあと、ツールがまったく稼げなかった場合、どういう結末になるのかをよく考えてから購入を検討することをお勧めします。