原田陽平「ゴールデンチェーンICOクラブ」はノーリスクで資産5億円を築ける

2019年1月1日

 

本記事では、2018年4月から始まった原田陽平氏「ゴールデンチェーンICOクラブ」の2018年8月現在の状況について、参加者の声をもとに報告します。

ゴールデンチェーンICOクラブに参加しているかたは記事の内容についての意見、反論や、追加情報などをコメントし頂けると幸いです。もっと良いコミュニティだ。もっと酷いコミュニティだ。どんな感想でも歓迎します。

なお、このプロジェクトが配布したコインの名称は、セールスページで紹介しているコインと上場済みのコイン以外は伏せていますのでご了承下さい。

また、本記事で使用している画像のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。加筆、修正などは一切行っていません。

引用文字列URL
ゴールデンチェーンICOクラブhttp://www.golden-chain.net/sl/gcicoclub/bfor.html
クラブ勧誘動画https://www.youtube.com/watch?v=OsV0YQXPhUs

 

ゴールデンチェーンICOクラブ
(引用元:ゴールデンチェーンICOクラブ)

 

ゴールデンチェーンICOクラブとは、クラブ運営から提供されるICOのコインを上場後に売却し、売却益でさらに別のICOを購入することを繰り返すことで、ノーリスクで2018年中に5億円の資産を築くことができるプロジェクトです。

ゴールデンチェーンICOクラブ
(引用元:ゴールデンチェーンICOクラブ)

 

主催者は原田陽平氏。直近では2018年7月下旬にCRYPTO GIFT JAPANのインタビュアーを務めています。
⇒「CRYPT GIFT JAPAN

以下の動画は、参加者の資産を最低でも5億円にすると証言するシーンです。


(引用元:クラブ勧誘動画)

 

今年中(2018年)に参加者全員を億万長者にするそうです。

Golden Chain ICO club
(引用元:ゴールデンチェーンICOクラブ)

 

原田陽平氏は、このプロジェクトが提供する仕組みのことを

「人類史上初のわらしべ長者式の集団成功スキーム」

と表現しています。

わらしべ長者とは、わらしべ(わらの茎)を持った貧乏な男がわらしべとミカンを交換し、ミカンと反物(織物)に交換し、反物と馬を交換し、最後に馬と家を交換してお金持ちになるおとぎ話です。

つまり、わらしべ長者式の集団成功スキームとは、クラブ運営から提供されるICOのコインをわらしべとして、上場後の売却とICO購入を繰り返して資産を大きくしていくことをわらしべ長者の話になぞらえたということです。

ゴールデンチェーンシステム
(引用元:ゴールデンチェーンICOクラブ)

 

提供されたコインはVOYトークン(元トラベルトークン)、スピンドル、◯◯コインの3つです。3つ目のコインは一般公開されておらず、未上場のため名前を伏せています。

VOYトークンはパスポートをトークン化することで、パスポート無しの世界旅行を実現するプロジェクトです。2018年5月に9つの取引所に上場のはずでしたが、8月になった現在もどこにも上場していません。

ゴールデンチェーンICOクラブ トラベルトークン
(引用元:ゴールデンチェーンICOクラブ)

 

スピンドルはICO価格は33.3円で、上場後に0.3円まで下落しました。100分の1の価格です。


⇒引用元:HitBTC「SPD/BTC

 

コインを配布する以外にも以下のコンテンツを提供すると説明していました。

ゴールデンチェーンICOクラブ コンテンツ
(引用元:ゴールデンチェーンICOクラブ)

 

コースは一般コースとリザベーションコースの2種類があり、リゼベーションコースに進むと、配布されるコインの枚数が増えるそうです。コースの期間は6ヶ月間で、2018年4月開始したので9月でクラブ終了となります。

コース名入会金
一般コース5万円
リザベーションコース+15万円

 

以下のメッセージは、ゴールデンチェーンICOクラブの参加者(匿名さん)から聞いたクラブの現状と感想です。

今年の4月7日に生放送を行って、翌日の8日の20:00から募集が開始しました。クラブ人数は7000人だと聞いています。「超巨大航空会社3社が参画するコインを5万円分プレゼント(1ヶ月後に上場、上場後の価格は10倍になる)というセールストークに惹かれて入会しました。コースはリザベーションコース(20万円)です。

入会後、VOYトークンが460枚(7682円ぶん)、スピンドルが2600枚、◯◯コインが100枚配られました。

リザベーションコースは一般コースより倍の枚数が配布されるはずが、なぜか◯◯コインの枚数は一般コースと同じでした。合計しても5万円には届きません。

リザベーションだからといって特別な感覚は無かったです。しいていえば詐欺にしろ何にしろ、新しいコインや案件情報を一般コースより先に教えることだけです。

会員全員に配られるコンテンツは、

■「アジアナンバーワン証券会社提供元手ゼロから作れる不労所得実践権」

動画を見たら「コピートレード」これを使うには登録した後に現金が必要なので、また検索すると詐欺まがいのことがブログで載せている方がいたので私は登録はしていません。

■「お金の教養講座」
私は参加していませんが東京でのセミナーです。

■「ネット上から小銭をかき集め10万円の追加資金を生み出す特殊アプリ『キャッシュブースター』」
これは「インスタントキャッシュ」という自己アフィリエイトでした。私は過去にやったことがあり苦痛なのでやっていません。

■「ICO規制の場合のバックアッププラン」
■「最新の仮想通貨関連 危機管理情報」
■「税務対策情報」
当たり前の内容で、特別なものでもないです。

稼げてないし、ごくわずかしか配布されていない、どうなるかこのままだと本当に不安だけしか残りません。

LINEメッセージがまた送られてきましたが、相変わらずのことでした。何を考えているのかわからないです。セミナーで洗脳が目的としか思えません。

今のところそんな感じですが、私と情報交換をしているGCクラブのメンバーは皆さん怒っています。

本当にとんでもないクラブに高額金を払って参加して。悔しくて悔やんでも悔やみきれません。

 

運営または皆さんへのメッセージ

仮想通貨取引のようなものは自己責任と言われることが多いですが、有料で公表し集客した以上は最低減、人としてまた主催者として、自分が発した言葉に責任を持って欲しかったです。それが社会人としての当たり前のことです。5万円分のコインを配布するといった以上は、せめてそれだけは守ってほしかったです。

急きょ会員サイトに原田氏が動画を載せてきたことがありました。怒りの電話をかけてきた参加者がいたそうで、それに対しての動画での反撃だったのでしょうか。

怒りの電話の主の気持ちわかります。そのようになった原因は、また仕向けたのは原田氏ご自身でしょうと言いたいです。

原田氏は「感情的になるのは止めましょう」「感情的になっても何の解決にもなりません」とか言って、まるで怒っている参加者が悪いことにして責任逃れをしています。

なんにしても、今回のことで、いかにICOが詐欺だということがわかり勉強になりました。

これからは個人でツイッタ―で情報交換しながら仮想通貨取引を続けて行きます。

 

匿名さん、ありがとうございます。

このクラブには全額返金保証が付いていて、返金条件は「配布したコインが10月20日までに上場しなかった場合」と記されています。

参加者全員を億万長者にするどころか参加者全員が参加費も回収できそうもない雰囲気になっていますが、残り2つのICOがこけた場合、彼は何の保証も補填サービスもせずに、クラブ期間終了とつっぱりながら去っていくのだろうか。

ゴールデンチェーンICOクラブ 全額返金保証