ハリーポッターオバマソニック10イヌが7倍爆上げ。買いか?

アンゴロウ

最近、HarryPotterObamaSonic10Inuが話題になったので調査しました。

引用:公式テレグラム

ハリーポッターオバマソニック10イヌは「It’s the shitcoin of shitcoins.(草コイン中の草コイン)」と運営が言うほどのミームコインです。

名前が長く、以下の単語で構成されています。

名前説明
ハリーポッター魔法使いの少年ハリーポッターの物語。史上最も売れたシリーズ作品
オバマアメリカの元大統領
ソニックゲーム会社SEGAの看板キャラクター
10the number of spirals that comprise the Tree of Life(生命の樹を構成する螺旋の数?)
イヌ犬。人によってはアイエヌユー(INU)と発音している。

著名人と有名キャラクターの名前がコイン名に使われていますが、許可は一切取っていないようです。

つまり、著作権やパブリシティ権はフル無視の暗号資産です。

こんなん許されるのか?

ミームコインだからいいんです!

さらに、ハリーポッターオバマソニック10イヌの驚きの点はティッカーシンボルです。

なんと

BITCOIN

ビットコインのティッカーシンボルはBTCなので、ビットコインと被っていません。

なので、ハリーポッターオバマソニック10イヌを上場させる取引所が増えたら、BITCOINをビットコインだと勘違いして買ってしまう投資家がたまに出るかも知れませんね。

こんなん許されるのか?

ミームコインだからいいんです!

このように、ハリーポッターオバマソニック10イヌは、タブーをぶち破るような手法で暗号資産に切り込んでいきました。

以下は、公式サイトに記載されているコインの説明です。

About the Token
Before the year 2023, when time did not exist, the universe manifested a store of value. The identification of this value is best described as the Quest (sometimes the Quest of Hallows). Anyone can relive the manifestation by charging their core of Neptune with enough opal as they sleep. But I understand that there isn’t enough Opal to go around for everyone and some people haven’t Ascended. So I’ll report it here as well. There have been other Ascended who have identified this event as well, but have failed to interpret its tenets and apply them in real life. One such Ascended has been gifted with the visions of the necessity of speed as well as foresee the critical universal event.(以下省略)

(Google翻訳)トークンについて
時間が存在しなかった 2023 年以前、宇宙は価値の蓄積を明らかにしました。 この値の特定は、クエスト (場合によっては秘宝のクエスト) として説明されるのが最も適切です。 眠っている間に海王星のコアに十分な量のオパールをチャージすることで、誰でもその出現を追体験することができます。 しかし、すべての人に行き渡るほどのオパールはなく、アセンションしていない人もいるということは理解しています。 ですので、ここでも報告させていただきます。 同様にこの出来事を特定した他のアセンデッドもいますが、その教義を解釈して現実の生活に適用することができませんでした。 そのようなアセンデッドの一人は、スピードの必要性についてのビジョンを与えられており、重大な普遍的出来事を予見しています。(以下省略)

引用元:HarryPotterObamaSonic10Inu公式サイト

何を言っているのかさっぱり分からない。

(・□・;)

宇宙の哲学的な感じです。

以下は、ハリーポッターオバマソニック10イヌが解決する問題です。

Harry Potter solves the centralization problem (takes down corrupt schools and governments)

(Google翻訳)ハリー・ポッターは中央集権問題を解決する(腐敗した学校や政府を打倒する)

引用元:HarryPotterObamaSonic10Inu公式サイト

ハリーポッターの物語は強大な闇の魔法使いや腐敗した魔法省と戦う物語なので、そのイメージで中央集権の問題を解決します。

Obama solves the Oracle problem (can change the future through hope and change)

(Google翻訳)オバマはオラクルの問題を解決する(希望と変化を通じて未来を変えることができる)

引用元:HarryPotterObamaSonic10Inu公式サイト

オバマ大統領の名言といえば「Yes we can」

暗号資産のオラクルは、スマートコントラクトに外部の情報を提供するサービスのことです。

オラクルから取得したデータに不正や改ざんがある場合、スマートコントラクトが正常に動作しない可能性があることをオラクル問題といいます。

オバマは希望と変化を通じて未来を変えるイメージで、オラクル問題を解決します。

Sonic solves the slow transaction problem (gotta go fast)

ソニックはトランザクションの遅さの問題を解決します (早く行かなければなりません)

引用元:HarryPotterObamaSonic10Inu公式サイト

ソニックは宇宙最速で走るイメージから、速度問題を解決します。

まとめると、ハリーポッターオバマソニック10イヌは、中央集権問題、オラクル問題、トランザクション性能問題を解消するコインです。

10とイヌは何を解決するのだろう。

実はハリーポッターオバマソニック10イヌは最近登場したミームコインではなく、2年前の2021年にBNBチェーンで初代バージョンが発行されています。

下図は旧バージョンのチャートです。

2021年12月に最高値をつけたあと95%以上暴落しました。

その後価格は低迷していましたが、2023年7月に大きく上昇して1年3ヶ月ぶりの価格をつけました。

上昇の理由は、新バージョンが爆上げしたからです。

新バージョンが登場したのは今年2023年5月で、イーサリアムのERC-20トークンとして発行されました。

旧バージョンと新バージョンの価格はペグさせていないので、2つのバージョンの時価総額は大きく異なっています。

旧バージョンのホルダーそっちのけ

下図は新バージョンの日足チャートです。

下値を切り上げながら上昇トレンドが続いたあと、7月13日から出来高と値動きが大きくなって、7月20日に最高値をつけました。

1週間で6.9倍

6月1日の価格から137倍

驚いたのは、著作権無視かつシンボルBITCOINのミームコインを中央集権取引所が上場させたことです。

7月20日にMEXCに審査ゾーンで上場し、さっきまで上記リストに載っていましたが、現在はなぜか消えています。

PoloniexはBITCOINに問題意識を持ったのか、シンボルがHARRYになっています。

引用元:CoinMarketCap

ハリーポッターオバマソニック10イヌは中央集権取引所に上場して、価格がひと段落ついたので買い判断にはなりませんでした。

今の名前のまま、バイナンスやコインベースに上場は無いと思います。

ハリーポッターオバマソニック10イヌのぶっ飛んでタブーを突き破るところが面白いので、どこまでやってくれるのかを見届けたいと思います。