瀬尾恵子「規格外ICO」は160倍確定のコインを元ゴールドマンサックスが紹介する
詐欺師が経歴詐称をするときは、業種を言うけど社名は言わないのが定番ですが、個人情報保護を重要視する大企業の社名を使ってもバレないと思ったのか、具体的な社名を挙げる詐欺師もたまにいます。
ゴールドマンサックスも迷惑している様子です。
⇒外部サイト「Goldman sachs」
最近登場した仮想通貨投資案件に「規格外ICO」というものがあります。私はこれは詐欺案件だと思っています。本記事ではその理由を説明します。
なお、私が詐欺だと思っているだけで、実際に詐欺かどうかは現時点では明らかになっていません。また、本記事で使用している画像と動画のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。加筆、修正などは一切行っていません。
このプロジェクトは投資金が最低160倍になるICOに参加できるプロジェクトです。
主催者は瀬尾恵子氏(セノオケイコ)。慶応大学を卒業したあと、日興証券株式会社、三菱UFJ信託銀行、ゴールドマンサックスで働き、大手投資銀行で数百億円を動かし、株、不動産、為替、仮想通貨すべてを網羅する仮想通貨界の申し子という素晴らしい経歴を持った人だそうです。
差別になりますが、女性を斬ることは弱い者いじめをしているような気分になるので気が引けます。瀬尾恵子氏の表情の裏に借金苦などが隠れているような気がして、同情心が芽生える危険あり。
。。
同情している場合ではないので瀬尾恵子氏について少し調べて見ました。
ゴールドマンサックスのニューヨーク本社に勤務し、数百億円を動かすスーパーブローカーであった経歴があるので、まずはGoogle検索で検索してみした。下図のように、瀬尾のスペルは「SENOH」です。
Google「"Keiko Senoh" “Goldman Sachs"」をシークレット検索した結果は一致無し。
スペルを変えて「"Keiko Seno " “Goldman Sachs"」で検索すると7件ヒットしましたが、瀬尾恵子氏と思われる結果はありませんでした。
「Senou」、「Senoo」、「Seo」に変えても同じ結果です。これから分かることは、瀬尾恵子氏は表に出るような投資家活動はしてこなかったということです。
下図は瀬尾恵子氏のFacebookです。1996年にロンドンに引っ越したという投稿がされたあとずっと投稿が無く、2018年4月25日に、Goldman Sachsに関する記事のリンクを投稿しています。
その後、4月28日まで仮想通貨に関する投稿を8件入れています。過去の投稿をすべて削除して、今回のプロジェクトのためにGoldman Sachsの投稿を入れたのでしょうか。
⇒Facebook「瀬尾 恵子」
Facebookのプロフ画像。
下図は瀬尾恵子氏のTwitterです。
⇒Twitter「Kaco☆happy life」
Facebook のID「kacommcb」、TwitterのID「KacoAngie」、Facebookと1日違いでゴールドマンサックスの同じ記事を投稿しているので、瀬尾恵子氏のTwitterで間違いないと思います。
以下はTwitterのプロフィールです。ビットコインやICOは好きなようで、去年から仮想通貨関連のツイートを何度もしています。
面白いこと、ためになること、癒されること、心にとどめて置きたいことを集めています #面白い話 #笑える話 #癒される話 #感動する話 #心に残る話 #名言 #雑学 #美容 #ダイエット #子育て #海外旅行 #グルメ #ハリウッド映画 #洋楽 #Bitcoin #暗号通貨 #ICO
1つ思うのは、資産家の家系で育ち、大口の顧客の資産を運用し、超上流の情報を扱う人が、
相互フォローでフォロワーを増やす必要があるかです。無いです。
ぐでたまを使った投稿が多いです。ぐでたま好きなようです。筆者もLINEスタンプをよく使ってました。
玉子焼きでぐでたまを作るほど好きなようです。
オムライス版のぐでたまも。
犬の気持ち。。いい人やなぁ
ツイートを見た限りでは、過酷な投資の世界で勝ち続け、数百億円を運用するブローカーには思えませんでした。
今回はあえて突っ込んでおきましょう。
ゴールドマンサックスのアセットマネジメントって嘘ちゃうんかい。
ゴールドマン・サックスのホームページに以下のように書かれていたので、ここは一つ、電話して瀬尾恵子氏が在籍していたことがあるのか問い合わせてみました。回答可能であれば折り返し電話をくれるそうですが、個人情報保護の観点から回答できない場合があると言われました。私の経験上、確かにこのような質問に対しては回答できない企業が多いです。
瀬尾恵子氏の所属していた部署は「アセットマネジメント 投資信託部門」です。
ゴールドマン・サックスの名前を騙った投資勧誘や詐欺行為にはくれぐれもご注意いただきますようお願い申し上げます。 何か不審な点がございましたら、ゴールドマン・サックス(代表:03-6437-1000)までお問い合わせください。
引用元: Goldman Sucks
ゴールドマンサックスから調査結果の連絡を頂きました。
「瀬尾恵子」という人物は過去も現在もゴールドマンサックスに在籍したことはございません。現在行われているICOと当社はまったく関係がございません。
【追記ここまで】
【20180510 追記ここから】
ゴールドマンサックス社がオフィシャルサイトで瀬尾恵子氏が在籍した事実が無いことを名指しで否定しました。
⇒外部サイト「Goldman sachs」
【追記ここまで】
【20180515 追記ここから】
SMBC日興証券株式会社がオフィシャルサイトで瀬尾恵子氏が在籍した事実が無いことを名指しで否定しました。ヨーグルトさん、情報ありがとうございます。
⇒外部サイト「SMBC日興証券株式会社」
【追記ここまで】
瀬尾恵子氏の父親は高額納税者ランキングに載るほどの資産家であり、納税者リストの証拠を見せていましたが、1つ不思議な点があります。
それは「セノオ」の苗字は表示していますが、名前を表示していない点です。過去に高額納税者ランキングに公表された人であれば名前を出しても差し支えないはずです。
ていうか、セノオの上の「マツモトコウイチ」の名前が見えてしまっています。
ちなみに、高額納税者公示制度は2005年度を最後に廃止されたので、今では見ることができません。
瀬尾恵子氏は上場後の規格外コインの価格について以下の動画のように言っています。
何と160倍。
10万円投資したら1600万円。
100万円投資したら1億6000万円。
1000万円投資したら16億円です。凄いですね。
しかし瀬尾恵子氏は、プロの投資家が絶対に言わないことを言っています。
それは、
価格が上がることを断言していることです。
相場は買いと売りのバランスによって価格が上がることがあれば、下がることもあります。そのため下がるリスクは当然あります。リスクについて説明せずに、価格が100倍以上になると断言するプロの投資家はいません。
よって、瀬尾恵子氏はプロの投資家では無い可能性があります。
瀬尾恵子氏は規格外ICOについて以下のように説明しています。
上記のような極秘情報をなぜ一般人に広めるのでしょうか?しかも、無料オファーでアフィリエイターに高額の報酬を払って広く拡散しています。
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その理由は、カモを集めて自分たちが利確するためではないでしょうか。
以上、規格外ICOの検証結果です。
私の予想では、投資金が最低160倍になる規格外ICOは、ICO規制が始まる前に詐欺師ネットワークが急いで用意した、詐欺師たちのプレセール利確用のICO案件と予想します。
ちなみに規格外とは、標準を大きく超えているという意味です。
規格外なのはテレビの大きさ。
もしかして、規格外を表現するためにテレビの大きさを規格外にしたのかも。