畠山航一「MESSIAH PROJECT(メシアプロジェクト)」

2019年1月1日

【お知らせ】
このプロジェクトを利用した方は現状についてコメント頂けると幸いです。約束どおりのサービスを受けれなかった。億万長者になれなかったなどの被害コメント歓迎です。

 

「悪質な情報商材に騙され続けている人を救いたい。本物を見せたい。」と言って近づいてくる詐欺師がいますが、その詐欺師も悪質な情報商材を売りつけて去っていきます。

最近登場した仮想通貨投資案件に「MESSIAH PROJECT」があります。私はこれは詐欺案件だと思っています。本記事ではその理由を説明します。

なお、私が詐欺だと思っているだけで、実際に詐欺かどうかは現時点では明らかになっていません。この記事は、プロジェクトへの参加、不参加を強制することを目的としたものではないので、他のサイトの情報や家族、友人の意見も参考にして、ご自身の判断のもと投資するかどうかを決めて下さい。

また、本記事で使用している画像と動画のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。加筆、修正などは一切行っていません。

(引用元:http://messiah2018-project.com/lp/main/)

MESSIAH PROJECT

 

MESSIAH PROJECTは、スマホを2タップするだけで秒速で1万円が稼げるようになるプロジェクトです。

主催者は畠山航一氏。多くの人を救いたいという思いでこのプロジェクトを立ち上げたそうです。

 

畠山航一氏は投資セミナーを通じて、投資で稼ぐためのマインドを発信しているそうです。

そこで、まずは「”畠山航一”」でGoogle検索してみましたが、今回のプロジェクトの情報以外、畠山航一氏らしき情報は何一つ見つかりませんでした。

よって畠山航一氏の名前は偽名、または、経歴が嘘の可能性が高いです。

MESSIAH PROJECT

 

下図は、このプロジェクトの販売会社である「ちにあしラボ合同会社」の法人情報です。1ヶ月前の2018年4月18日に新規登録となっています。つまり、この会社はプロジェクトのために作られたということです。

法人番号険悪「ちにあしラボ合同会社」
⇒引用元:法人番号検索サイト「ちにあしラボ合同会社

 

このプロジェクトが稼ぐ方法は、仮想通貨のアービトラージです。

何と、10万円の元本さえ用意できれば、スマホを2タップするだけで秒速1万円が稼げるそうです。秒速とは、物体が1秒間に進む距離を表すときに使います。つまり、1秒間で1万円が稼げるということです。

アービトラージといえば、異なる取引所の仮想通貨の価格差が生じたときに、安い取引所で買い、高い取引所で売ることでノーリスクで利益を出す手法です。

例えば下図のように、取引所Aが1 BTC=100万円、取引所Bが1 BTC = 103万円の価格のとき、取引所Aでビットコインを買い、取引所Bに送金して売れば3万円の利益をえることができます。

アービトラージ

 

今回のプロジェクトは上記の手法によるアービトラージではなく、あらかじめ取引所に預けておいた仮想通貨のペアを入れ替えることで利益を得る手法を用いています。

例えば下図のように、取引所Aに10 BTC、取引所Bに10 ETHを入れていたとします。両方の取引所とも、1BTC = 5 ETHのレートだったとします。

取引所Aのレートが1 BTC = 10 ETHになりました。BTCの価値が上がったということです。取引所Bのレートに変化はありません。

そこで、取引所Aのビットコインを全部売り、取引所Bのビットコインをイーサリアムで買います。

離れた価格は是正されて、いずれ同じような価格になります。両方の取引所ともに1 BTC = 7 ETHになったとします。

そこで先ほどとは反対に、取引所Aでビットコインを買い戻し、取引所Bはビットコインを全部売ります。最初の状態と比べてみると、ビットコインとイーサリアムの枚数が増えたことが分かります。コインを送金せずに効率的に仮想通貨の枚数を増やすことができました。

畠山航一氏は、アービトラージはノーリスクで稼ぐことができると言いました。

しかし、取引所間の送金を行わないアービトラージはリスクがあります。それは、コイン価格の下落による資産の目減りです。

仮に上図のあと、ビットコインの大暴落が発生して価格が100万円から50万円になったらどうなるでしょうか。ビットコインの枚数は変わりませんが、法定通貨におきかえたビットコインの価値は半分に目減りしています。

2018年5月現在の人類は法定通貨を使って生活しています。ノーリスクかどうかを判断するのは、法定通貨に置き換えた価値を基準にしなければなりません。

つまり、アービトラージをするためにコインの状態で取引所に保管しておくだけでリスクがあるということです。

「法定通貨に変えて取引所に保管しておけばいいのでは?」

と思った人もいるかも知れませんが、そうすると、価格差が開いたときに売るコインが無いためアービトラージが成り立たなくなるので、コインの状態で保管しておかなければなりません。

このプロジェクトのシステムを使うことでどのくらい稼ぐ事ができるかについて、動画では以下のように説明しています。

 

10万円入れたら1万円、100万円入れたら10万円が秒速で稼げる。つまり、取引所に入れた資金の10%が秒速で稼げるそうです。

しかし、アービトラージを行う取引所は複数用意しておく必要があるので10万円では足りないのは明らかです。10万円×取引所数のお金が必要になると考えられます。

なぜなら、価格が大きく動く取引所は決まっているわけではなく、どこの取引所の価格が大きく動くのかはその日にならないと分からないからです。

そもそも価格差が10%も開くことはあるのでしょうか。

下表は海外取引所のbitfinex、bitstamp、gdax、kraken、poloniexの5つの取引所の30分おきのビットコイン価格を表示したものです。(2018年2月2日~3月21日)

乖離率はビットコイン価格が一番高い取引所と、一番低い取引所の価格差をパーセンテージで表したものです。平均は0.5%になりました。このプロジェクトはクリック2回で10%の利益が出ると言っていますが、ビットコインでは10%の利益を出すことは不可能です。

 

さらに、ビットコインを10万円分、イーサリアムを10万円分、ビットコインキャッシュを10万円分のようにアービトラージを行う仮想通貨の種類数ぶん資金も必要です。2種類の仮想通貨だけ価格差を監視すると、10%以上離れる状況に巡り合えるのは稀です。秒速どころか月速です。

以上、MESSIAH PROJECTの検証結果でした。

他のアービトラージで稼ぐプロジェクトに「ANOTHER WORLD PROJECT」があります。スマホタップするだけで10%の利益を完全ノーリスクで稼げると謳っていましたが、実際は稼げるどころか資産が目減りする事態が発生していて、詐欺確定となっています。

ANOTHER WORLD PROJECTも仮想通貨のペアを入れ替えることで利益を得る手法です。
⇒「ANOTHER WORLD PROJECTとは

私の予想では、MESSIAH PROJECTは、スマホをタップしても全然資産は増えないアプリが提供されると予想します。