100倍爆速MIRトークンはプロジェクトメンバーが不安すぎる
2023年2月20日にMIR Tokenがコインマーケットキャップに追加されました。
今後は暇があれば、新しく登場した暗号資産をちょくちょくチェックしようと思います。
MIR Tokenは、アフリカとロシアの金融取引を円滑にするブロックチェーンを開発するプロジェクトです。
現在の金融システムは、送金コストが重く、流動性が低い銀行では利用金額に制限があるなどの問題をかかえています。これをブロックチェーンを利用して解決するのがMIR Tokenです。
しかし、MIR Tokenは現在のブロックチェーンにも問題があると指摘しています。
それは、時間の経過とともにブロックチェーンの重みが徐々に増加していて、その例としてビットコインの発行速度は10年間で大幅に低下したとMIR Tokenは主張しています。
また、ビットコインの他のブロックチェーンも同様の問題に悩まされていると主張しています。
そこでMIR Tokenは以下の2つを開発します。
・ブロックチェーンの情報をマイクロ圧縮する新しいコーディング言語
・高性能のウルトラサーバー
ウルトラサーバーという名前がカッコいいね。
この2つのソリューションによって、何と100倍強力なブロックチェーンにアクセスできるようになるそうです。
100倍は凄い!
時速60kmで走る車が、時速6000kmで走れるようになるもんだよ!
ちなみに飛行機の時速は900kmです。
しかし、何に比べて100倍なのか。100倍の根拠についてホワイトペーパーのどこにも記載されていません。
総発行枚数は100億枚
コインの価格が0.05ドルになったら全体の25%をバーンし、さらに0.5ドルに上がったら25%バーンをして、最終的にコインの流通量は25億枚になるそうです。
2022年8月~10月にプライベートセールを実施、2022年11月に一般販売が行われました。
そして2023年2月にウルトラサーバーを発表して、政府が利用できるようにし、4月にウルトラサーバーのバージョン2が公開予定になっています。
ウルトラサーバーの購入はMIR Tokenでのみ決済できるので、サーバーの爆速が証明され需要が高まればMIR Tokenの価格も上昇することになります。
マイクロ圧縮アルゴリズムは6月に初期バージョンを発表するそうです。
トークンの分布は、100億枚のうち25%をアフリカの銀行、25%をロシアの銀行に配布して流動性を供給します。
75%も燃やせなくね?
さて、MIRプロジェクトが100倍強力のブロックチェーンの開発に成功して、MIR Tokenが爆上げするのかについてですが、、
ホワイトペーパーにはプロジェクトメンバーらしき人達の記念写真が載っています。
みんな仲良く、楽しそうにプロジェクトを進めてそうな雰囲気が伝わってきます。
しかし、この写真、
他の会社のホームページでも使われている写真なんだよね。。
フリー素材かどうかは分かりませんが、少なくともこの人たちはMIR Tokenのプロジェクトメンバーではありません。
ホワイトペーパーの人物の写真に他のサイトの画像転用やフリー素材を使っているプロジェクトでまともなプロジェクトは見たことがありません。
ということで、MIR Tokenは胡散臭いという結論になりました。