シボム(SHIVOM)ピンハネ事件の集団訴訟

2018年5月29日

2018年2月末~3月に発生したShivomピンハネ事件の集団訴訟が行われます。

仮想通貨投資詐欺に対する集団訴訟としては、注目度の高い訴訟になる可能性があります。なぜなら、仮想通貨販売で起きた悪質なピンハネ行為についての司法の判断が、仮想通貨の投資家保護の法律制定にも影響を及ぼすからです。

参考までに、どのような犯行が行われたのかを説明します。

犯行に使われた仮想通貨はShivom(シボム)です。

シボムは医療に使われる仮想通貨で、何と、ブロックチェーンにDNA情報を保存するという斬新なアイディアで大きな注目を集めました。以下の動画はプロモーションムービーです。なお、シボムが犯行に使われたというだけで、シボム自体は何も悪くありません。

 

2018年2月28日、ICOの販売代理店をしているユーチューバーが1 ETHでシボム2000枚を販売すると宣伝しました。セールストークとして「シボムは公式では買えない」と言いました。つまり、今買わないともう手に入れることができないと思わせたということです。

宣伝を聞いた投資家たちは販売代理店からシボムをたくさん買いました。

 

 

それから1ヶ月半が経過した2018年4月14日、なぜか公式サイトでシボムが販売されはじめました。しかも、1ETHでシボム7000枚の販売です。つまり、販売代理店で買った投資家は公式の3.5倍の価格で買わされたことになります。

 

投資家は販売代理店に返金または販売レートの変更(1ETH=7000枚)を要求しましたが、販売代理店側は、購入者は規約に同意して購入しているという理由で返金、レートの変更を拒否しました。

 

投資家がシボム公式にこの事実を問い合わせたところ、「1ETH2,000枚で販売した仲介者は詐欺師です」という回答が返ってきました。

 

投資家は再度、販売代理店に対して返金やレートの変更を要求しましたが拒否される状況が続いています。既読無視やブロックされている人も多いようです。

仲介手数料といえば大体3%~5%くらいをイメージしますが、今回のケースは価格が3.5倍になっているので250%の仲介手数料になります。例えば、100万円の買い物をしたら250万円の手数料を取られて350万円になるのと同じです。逆の意味で驚きのプライス。

そして、この事件の被害者が立ち上がり集団訴訟が今後行われます。現在はシボム被害者を集めながら集団訴訟の準備をしている状況です。

集団訴訟は被害者の人数が大きな力になります。勝訴した場合は、シボムを正規のレートで手に入れられることが期待できるので、シボムのピンハネ被害にあった人は少額投資でも集団訴訟に参加することをお勧めします。

以下のツイートがシボム被害者の募集ツイートです。まねぎねこさんが被害者の会の代表として手続きを進めています。

安全な仮想通貨投資を実現するためにも、いいねとリツイートの協力をしてあげてもらえると幸いです。

 

以下は募集要項です。