bitFlyer Lightning バーチャートの見方

2018年1月24日

本記事ではbitFlyer Lightningで表示できるバーチャートについて説明します。

前回記事で説明したローソク足や平均足は四角いボックスが塗りつぶされていなければ価格が上がった、塗りつぶされていれば価格が下がったことを表すので、直感的に分かりやすいチャートでした。

ローソク足

 

ローソク足の四角ボックスを消したような表示形式に「バーチャート」があります。ちなみに、英語のbarを直訳すると「棒、柵、鉄格子、酒場」です。

さっそくバーチャートを使ってみましょう。

下図赤枠にマウスポインタを合わせると、下にチャートスタイルの設定項目が現れるのでバーチャートをチェックします。これでバーチャートへの切り替え完了です。

bitFlyer Lightning チャートスタイル

 

下図がバーチャートです。その名の通り棒ですね。牢屋の鉄格子のようにも見えます。

バーチャート

 

映画に出てくるアメリカの警察官が使うトンファーバトンのような印象を持ちました。。

 

ローソク足とバーチャートの作りを比較してみましょう。

ローソク足、バーチャートを作るのに必要な材料は同じで、始値、安値、高値、終値をもとに作ります。書く場所もほとんど同じです。

ローソク足は四角いボックスを描くのに対し、バーチャートは縦線の左側に始値のちょび線、右側に終値のちょび線を描きます。違いはこれだけです。まるで左から右に流れるあみだくじみたいですね。

なので、ローソク足とバーチャートは見た目は違いますが、得られる情報は同じです。

ローソク足とバーチャートを比較

 

陰線も見てみましょう。始値のちょび線が終値のちょび線より上にきました。

ローソク足とバーチャートを比較(陰線)

 

ローソク足と同様に、始値、安値、高値、終値のいずれかが同じ値になると下図のような特徴的な棒になります。

バーチャートの色々な形

 

改めてbitFlyer Lightningのバーチャートを見てみましょう。上記の説明と違う点があるのですが、何か分かりますか。

バーチャート

 

終値のちょび線がない。。

そうなんです。始値が省略されているバーチャートは見たことがありますが、終値が省略されているのは珍しいです。調べたところ、bitFlyer LightningのチャートはCryptowatch社のチャートを利用していて、Cryptowatchのバーチャートに終値がないとのことです。

そもそもバーチャートの始値と終値は見づらいです。では何のためにバーチャートがあるのか?

それは始値と終値が目立たないぶん、高値と安値が目につきやすくなるところにポイントがあります。つまり、高値と安値の値幅に意識を集中してチャートの流れを把握したいときにバーチャートが使えます。

バーチャートの利用