しんえもん「FinTech Nations」は最上流超のICO情報で億万長者になれるコミュニティ
詐欺プロジェクトでは、「最上流の情報をあなたに提供する」と言って客に興味を持たせることが多いですが、最上流だと食いつきが悪くなったのか、最上流のさらに上を提供するものが出てきてます。
最近登場した仮想通貨投資案件に「FinTech Nations」があります。私はこれは詐欺案件だと思っています。本記事ではその理由を説明します。
なお、私が詐欺だと思っているだけで、実際に詐欺かどうかは現時点では明らかになっていません。また、本記事で使用している画像と動画のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。
FinTech Nationsは、最上流の情報の中から精査された本物の情報を受け取ることで億万長者になれるプロジェクトです。
ちなみにFintech(フィンテック)とは、Finance(金融)と Technology(技術)を合わせた造語で、ITを使って提供される金融テクノロジーのことをいいます。Nation(ネイション)は「国民」、「国家」、「民族」という意味です。
プロジェクトの主催者はしんえもん氏。ビジュアル系アーティストのような印象です。長い間ネットビジネス業界でやってきたようですが、動画に出演するのは今回が初めてとなります。
しんえもん氏は20代で年商5億円の会社の社長になったあと転落して1億円の借金を抱えたり、ビジュアル系ロックバンドでメジャーデビューしたあとに一転してコンサルタント業界で活躍したりなど波乱万丈の人生を歩んできたそうです。
2009年に結成されたロックバンドICe0AGe(アイスレイジ)のボーカルShin。
しんえもん氏は2016年に「1000人GODセミナー」という名前のセミナーを阿部ダイジロウ氏(現:ジョニー阿部)という詐欺師と開催しています。
阿部ダイジロウ氏は最近開催した「The Treasure プロジェクト」で、プロジェクトについて以下のように説明しています。
阿部ダイジロウ氏は「特権階級にしか出回らない情報」、「最上流の仮想通貨の情報」を提供することで参加者を億万長者にすると約束しました。
一方、しんえもん氏はFintech Nationsについて以下の動画のように説明しています。
しんえもん氏は、「最上流の情報」や「特権階級の人しか得られない情報」とはレベルとか次元で言うと全然違う。つまり、Fintech NationsはThe Treasure プロジェクトよりも優秀であることをアピールするかたちとなりました。
同じセミナーで講師をした二人の仲が悪くなったように感じたかもませんが、これはThe Treasure プロジェクトで引っかからなかった人を誘い込むための作戦である可能性があります。
ちなみに、最上流の情報よりも上のレベルの情報とは、最上流の情報が作られる現場の情報だそうです。
最上流の情報で億万長者になれる他のプロジェクトに「THE HERO プロジェクト」があります。
THE HERO プロジェクトの参加者に現在の状況を聞いたので紹介します(2018年4月)。匿名さん、ありがとうございます。
2018年1月から仮想通貨相場全体が下落したので利益を出せなかったのは当然ではありますが、THE HERO プロジェクトは一般の人には知ることができないような超最上流の情報が提供されるプロジェクトであるにも関わらず、相場の大暴落が発生する直前におすすめアルトコインを配信し、4月までホールドを勧めるという、どう見ても最上流とは思えない配信を行っています。
しかも、相場全体が下げ切ったあとの上昇タイミングでの爆上げ狙いのおすすめアルトコインの配信もしていません。この状況から分かることは、少なくともこのプロジェクトは超最上流の情報など手にしていないということです。
黒田氏は参加者を悲惨な状況に追い込んでいるにも関わらず、他の詐欺プロジェクトのインテビュアーとして明るく元気に詐欺を紹介しています。
社長、音楽メジャーデビュー、コンサルタント、世界の著名人と交流、日本で講演活動。そんなしんえもん氏のYoutubeチャンネルは。
⇒Youtube「ドSアーティスト しんえもん。」
しんえもん氏のGoogle+。彼は本当に最上流を超える情報を届けてくれるのだろうか。
⇒Google+「ドSアーティスト しんえもん。」
以上、Fintech Nationsの検証結果です。
私の予想では、最上流の情報を超える情報を提供するFinTech Nationsプロジェクトは、結局、詐欺師ネットワークからの情報を受け取って詐欺師の金儲けのために利用されるプロジェクトになると予想します。
最後にTHE HERO プロジェクトとFinTech Nationsのお金の増やし方のセリフを聞いて終わりにします。
THE HERO プロジェクト
FinTech Nations
商品紹介ページのスクリーンショットと動画を以下のリンクに格納しています。被害者の方で証拠が必要な方は使って下さい。動画はダウンロードして視聴して下さい。
⇒「FinTech Nationsデータ」