暗号資産の情報商材を選ぶときはこれに注意せよ!
こんにちは!ゆうごです。
暗号資産に少しばかり長くかかわってきた人間として、感想も交えて上記のテーマで書かせていただきます。
よろしくお願いします。
私が暗号資産案件を初めて知ったのは、2016年でした。
今からほぼ5年前。
仮想通貨(以下現在の呼称の暗号資産に統一します)といってもまだ日本人には、なじみのない言葉。
暗号資産で収益を上げてる人など、ネット上でも、リアルでもうわさにさえなっていない時期でした。
当時は、ネットビジネスで稼いでいる人がテレビで取り上げられて、話題になっていたころでした。
手法は、主にブログアフィリエイトか、せどりでした。
当時世界最大のビットコイン取引所だったMt.Goxが失ったビットコインは
85万BTC
未だに当時のユーザーである債権者にコインは返却されていないのですね。
↑当時Mt.GOX社が入居していたビル
暗号資産と友人に話しても、
「あぁ、ビットコイン。あの詐欺事件のやつでしょ?」
という返事が返ってくる程度でした。
2014年に世界最大規模のビットコイン取引所のMt.GOX社が巨額のビットコイン紛失事件を起こして話題になっていましたが、
暗号資産と言えば、その話題くらいしかなかったのでただの詐欺案件のひとつと思われていました。
私もほぼ同じマインド。
しかし私は当時取り組んでいたブログアフィリエイトの収益化が思うに任せず、ネットビジネスに半ば絶望しつつも、どうにか収益を上げたいともがいている状況でした。
そんなわたしに、詐欺情報商材は囁きかけてきました。
そしてまんまと
騙された経験を持っていますので、
その経験から分かった騙されないポイント
をお伝えします。
目次
マインド面での注意点
情報商材の詐欺案件に引っかからないためには、まずはマインドをフラットにしておくことです。
つまり
取り組んでいる稼ぎ方が、うまくいっていないなら、いったんそこから離れること。
そして
冷静に物事を考える精神状態にいったん、戻ること。
これが大切だと思います。
暗号資産の情報商材を選ぶときは、その商材の内容を冷静に判断できるマインドにしておくこと。
私は、自分が取り組んでいた手法が上手くいかずに焦っていた中で、様々な情報商材を探してしまったので、
ホンマにしょうもない案件に、お金を投資してしまった経験が、一度ならずあります。
冷静に判断できる心の状態ではありませんでした。
だから騙された情けない経験があります。
それでは今回のブログのテーマである暗号資産の情報商材を選ぶにあたっての判断基準をひとつ例を出しつつ、書いていきます。
もちろん私が書くのは、あくまでも過去の失敗の経験などを踏まえた参考意見ですので、
これが絶対だというわけではない
ことはあらかじめご了承のうえで参考にして下さい。念のために書いておきます。
MLMに絡めた暗号資産案件に注意せよ!
MLMとは、マルチレベルマーケティングの略称で、巷間では
ネットワークビジネス
と言われているビジネスモデルのことです。
法律上は、違法ではないのでしょうが、私はこのビジネスモデルを、個人的にはこう呼んでいます。
「他人の不幸の上に自分の幸せを築くビジネス」
あくまでも個人的な感想なので誤解のないようにしてください。
MLMは、親戚、友人や知人またはそれ以外の第三者の紹介ということが必須のビジネスモデルです。
そしてより多くの方を紹介すればそれだけ、自分の収益が増える仕組みです。
人脈が多い人は「成功」しやすいビジネスと言えるでしょう。
上図において、PVを参加費と仮定したとします。
紹介した人はその紹介した人の参加費が100%もらえる仕組みだったらどうなるでしょう。
ここで収入がプラスになっているのは、AさんとBさんとCさんのみです。
DさんからGさんの4人は参加費を支払っても何の収益もありません。
少なくとも2名の方を紹介して、自分のダウン(下)につけない限り、収益は発生しません。
一人だけ紹介してもプラスマイナスゼロです。
以上はMLMのビジネスモデルを理解していただくために極端な例えで説明しましたが、
結局DさんからGさんの4人は、誰かを紹介しない限り、参加費を支払った分が損失となります。
過去の事例を具体的に話しますと、
Iという日本人がアカデミーを主催して2017年初頭から始めた情報商材で扱った
D9
という案件は、ビットコイン等を収益として分配する暗号資産を扱ったものとして有名になりましたが、収益を上げた(儲かった)参加者はごく一部でしかなかったです。
そして一番収益を上げたのは、おそらくI本人でしょう。
このD9のほかに、
Xバイナリー
という似たような案件もアカデミーの内外で紹介していますが、同じく一部の上位参加者が儲けて、あとから参加した方々は損失を被ったまま、いつの間にかその案件は消えていきました。
映画の題名を借りると
「金と共に去りぬ!」
結論
MLMの仕組みを使った暗号資産の情報商材は、気をつけなはれや!
今後気を付けるべきこと
昨年春ごろより、COVID-19のパンデミックによって、暗号資産の価値が急速に下がりました。
しかし昨年3月に底を打ってから、ビットコインの価値はほぼ一年間で約14倍(2021年4月29日現在)まで上がりました。
この暗号資産のバブリーな流れはおそらく続きそうです。
そこでしばらく眠っていた?詐欺師たちが、最近はあちらこちらのサイトでまたしても蠢きはじめているようです。
わたしが騙された人の名前をここで言えば、かなりの抑止力になるのでしょうが、
情報商材の詐欺案件は法律の範囲内のギリギリ、グレーなあたりで、巧妙に仕掛けてくるので、明確に詐欺師と名指しすることも、ある意味で難しい場合が多いです。
そこで今後暗号資産の情報商材を何かのきっかけで目にした時は、以下の点を注意して、賢明なご判断をしてください。
友人の紹介
くれぐれも
信頼できる友人からの紹介案件だから、買ってみようか
などという判断は控えるべきかと思います。
なぜなら友人は確かに信頼できても、その友人が紹介してくる商材が信頼できるかは、全く別な話だからです。
完全無料です
↑という情報商材。やがて有料の商材が紹介されます、ほぼ間違いなく。
そもそもビジネスや投資を始めるにあたって、無料で始められる案件はないと思います。
まして投資案件は、その多寡に限らず、最低限の原資は必要です。
ゼロから始められる投資はありえません。
情報弱者を狙った詐欺案件とみてほぼ間違いありません。
あなたは何もする必要がありません
↑という情報商材。
ということは完全自動で収益を上げられるということでしょうから、自分でそのシステムを使って稼ぎ続ければいいのであって、
商材として販売するのは、そのシステムでは儲からないということを逆に言っていることになります。
一日一回タップするだけで稼げます
ポイントをゲットするときにはありえますが、
ビジネスで一日一回で大きな収益を上げられる案件は99%ありえません。
一日一回スマホをタップするのは簡単ですが、どんなシステムで収益を上げられるのか、その仕組みをしっかりと確認検証してからですね。
全額返金保証つき
ほぼ戻ってきません。
私は過去に弁護士に依頼して返金訴訟手続きをして戻ってきた経験がありますが、商材購入費の2割弱しか戻ってきませんでした。
お涙頂戴
商材紹介の中で、お涙頂戴の話をして同情を誘う場面があったら、ほぼ間違いなく詐欺案件。
限定OO名様
商材って大量に販売できるのが普通じゃない?
限定にする意味が分からないです。
あくまでも購入意欲を促す手口でしかありません。
スワップ
スワップという言葉を使う暗号資産の情報商材に注意しましょう。
つまり、今はやりの言葉を使って、内容の無い商材を販売する業者が結構増えています。
当然しっかりとした裏付けのある案件は問題ありませんが、今はやりの言葉には要注意をして情報商材を検討しましょう。
そのほか様々な判断基準がありますが、いずれにしましても大切なのは、
自分でしっかり学んでいくこと。
暗号資産とはそもそも何か?
ブロックチェーンの仕組み、スマートコントラクトによって何が可能になるのかなど。
また最近流行?のDeFi、NFTの仕組み等自分で学ぶことによって、情報弱者から情報強者になっていくことが大切だと思います。
DeFi案件は最近爆発的に人気のあるPancakeswapやSusiswapなど、良好なしっかりした取り組みのものもありますが、
DeFiという言葉で誘って実は内容の無いものが結構あるようです。
新しい仕組みの暗号資産案件が出てきたらよく調べて、取り組んでいきましょう。
気がづいたこと
今の暗号資産の活況を見ていると気づくことがあります。
それは暗号資産が登場したころから売買されていたコインが、やはり価値あるものとして扱われているという事実です。
ビットコインは言うに及ばず、
イーサリアムやバイナンスコインなどの取引所トークンは、新しい仕組みなどと融合されてその価値が見直されて評価が高まっている、という事実です。
暗号資産の投資に参加されて間もない方は、
やはり何年もの時を乗り越えて、今も市場で取引されているコインの取引を、まずはじっくりと取り組んでみることが大切ではないかと思います。
射幸心という言葉があります。
つまり簡単に言うと一山当ててみたいという心。
だれもが持っている心だと思います。
それ自体は悪くはありませんし、その思いで億り人を目指して、暗号資産市場の投資に参加し始めた方も多いと思います。
しかし投資は必ずリスクを伴うという前提を忘れてはいけません。
リスクの無い投資は、この世界にありません。
したがって、いかにリスクを少なくするか。それは投資ということと、暗号資産の仕組みをしっかりまずは学ぶこと。
また人に勧められるままに投資をしないということが大切です。
自己の力で学び、自己の判断で投資に参加する。
このマインドをあらためて確認して、私の話を終わりにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。