NOAHプロジェクトの提携する大企業の建物はちゃちかった。
本記事では、NOAHコインの上場(2018年3月12日)から4月1日までの価格の動きと、NOAHプロジェクトについて調査したことを説明します。
なお、本記事で使っている画像や動画は検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。
NOAHコイン上場直後の始値は0.00001 BTCになりました。その時のBTC価格は約105万円だったので、日本円に換算すると10.5円です。
ICO価格は0.8円前後なので10.5÷0.8=約13倍になったことになります。それを見て「あの時売っておけばよかった!」と思った人もいるかも知れませんが、上場直後にNOAHコインを売ることが出来たのはNOAH運営だけなので0.00001 BTCは運営によって意図的につけられた価格です。そのため、0.00001 BTCで売り注文を出しても売れなかったと思います。
というか、いきなり大暴落みたいなチャートになっていて印象が悪いので、始値はICO価格に近い1円くらいから始めたほうが良かったような気がします。
そして数日後の価格が2円くらいで安定し始めたときに、NOAH運営が総発行枚数の57.6%をバーンすると発表したことで、価格が5.09円まで暴騰しました。
その後は、ビットコインの下落に引きずられてNOAHコインの価格も下落していき、2018年4月1日現在は1.04円となっています。
現在は低迷している感がありますが、フィリピン人のNOAHコインの人気が高くなれば価格は上がってくることが期待できます。
そこで、Google Trendsを使ってNOAHコインの国別の検索状況を確認してみました。検索キーワードは「NOAH COIN」です。
ちなみに、Google Trendsでは検索回数は知ることができず、期間内で一番検索が多かった時を100とした場合のグラフを見ることになります。下図の場合だと、3月11日~17日の検索が過去12ヶ月で一番多いことが分かります。
国を見ると、1位は日本、2位はフランス、3位はフィリピン。。なんでフランスなんだろう。。深くは調べていませんが、フランスでは「petit coin de Noah」というのがあってそれが集計に反映されていそうです。
NOAHコインのホワイトペーパーを見ると、どうやらNOAHとCOINの間にスペースがない「NOAHCOIN」が正式名称のようです。文中でも「NOAHCOIN」が使われています。
そこでスペース無しの「NOAHCOIN」で調べてみたところ、過去12ヶ月で検索したのは日本人だけ。。んー、NOAHコイン大丈夫だろうか。
NOAHコインの使われ方は2つあって、1つはフィリピン人の海外労働者が自分の国にお金を送金するのに使う。2つ目はNOAHシティやNOAHリゾートのアミューズメント施設、ショッピングセンター、ホテル、カジノの通貨として使うです。
フィリピン人の海外労働者はNOAHコインじゃなくリップルを使えばいいという指摘はよく言われていることなのでその話は別のサイトに譲るとして、本記事ではNOAHシティについて調べてみました。
ご存知、フィリピンは日本の南西の場所にあります。
フィリピンを拡大していくと下図になります。NOAHシティとNOAHリゾートの位置は結構離れていますね。
NOAHシティに向かって拡大していくと下図になります。そうです。NOAHシティはマニラ湾の海の上に作られます。
さらに拡大すると下図になります。HORIZON MANILAというマニラ湾に埋め立ての島を3つ作る計画があり、NOAHシティはその島の一部に作られます。
3つの島全体の広さは419ヘクタール(4.19平方キロメートル)に及びます。東京ドームの広さが4.7ヘクタールなので、実に東京ドーム89個ぶん!でかい!
ただし、島全体がNOAHシティなのではなく、島の一部がNOAHシティとのことです。どのくらいの大きさなのか気になりますね。
泉忠司氏は、HORIZON MANILAについて以下の動画のように説明しています。
1つの自治体(マリラ市政府)と、2つの大企業(JBROS CONSTRUCTION CORPORATION、海洋開発)によってHORIZON MANILAが開発されている。そして、NOAHプロジェクトは大企業のJBROS CONSTRUCTION CORPORATIONと提携しているそうです。
そこで、JBROS CONSTRUCTION CORPORATIONについて調べてみました。
Googleで検索してみたところ見つかりました。G & A Buildingという建物にあるそうです。
ストリートビューで見たところ、この建物でした。なんか大企業にしてはちゃちくないか?
表札を拡大してみると「G & A BUILDING」と書かれているのでこのビルで間違いないと思います。
建物の正面を見てみると、「OFFICE / WHSE SPACE FOR LEASE」と書かれています。WHSE は Warehouse の略称で「倉庫」という意味です。つまり、このビルは「オフィス / 倉庫の賃貸用のスペース」であることが分かりました。
フィリピンの大企業の本社がレンタルオフィスということがあるのだろうか。。
さらに、「JBROS CONSTRUCTION CORPORATION」の公式ホームページを探してみましたが見つかりません。日本の大企業なら必ずと言っていいほど、自社のホームページを持っているはずですがフィリピンは無いのが普通なのだろうか。。
探しているうちに、JBROS CONSTRUCTION CORPORATIONについて元社員の以下のレビューが見つかりました。
⇒外部サイト「J-Bros. Construction Reviews」
ざっくり訳すと以下のようになります。
JBROS CONSTRUCTION CORPORATION は本当に大企業なのか?
といっても、NOAHプロジェクトはかなり有名になったプロジェクトだから提携企業について誰かがチェックしているはずなので、いまさらJBROS CONSTRUCTION CORPORATION は実は大企業じゃありませんでしたなんて結論にならないはず。。
何だか話が予想だにしない方向になってきたので、NOAHプロジェクトに以下の質問を投げてみることにしました。返信がきたら追記します。
NOAHプロジェクト
担当者様
はじめまして
******と申します。
NOAHプロジェクトについて以下の2つの質問をさせて下さい。
・御社はJBROS CONSTRUCTION CORPORATIONという大企業と提携していると聞きましたが、この会社の公式ホームページのURLを教えて下さい。
・NOAHシティはHORIZON MANILAで作られれる3つの島の一部になるそうですが、419ヘクタールのうちの何ヘクタールがNOAHシティになるのでしょうか?
以上、よろしくお願いします。
【20180409 追記】
NOAHプロジェクトに送ったメールが無視される状況が続いています。念のため英語で書いたメールも送っていますが回答がありません。そこで、4月6日(金)にNOAHプロジェクトの公式LINE@に質問を入れました。まだ回答はありません。
シークレットモードで「JBROS CONSTRUCTION CORPORATION」をGoogle検索してみたところ、へたしたらこの記事が検索1位になりそうな状況です。
【20180413 追記】
4月6日(金)に送った質問ですが、既読はついたものの未だに無視され続けています。
【20180419 追記】
回答がもらえないので、4月17日(火)に少し内容を変えて再度質問しました。既読は付きましたが返信はきていません。NOAHプロジェクトと連絡がとれる人がいれば聞いてみてもらえると助かります。
LINE ID:@noah_coin