bitFlyer Lightning 注文の出し方(指値注文、成行注文)

2018年1月31日

仮想通貨取引は株やFXの取引と同じように、値段を指定する指値注文や、値段は指定しない成行注文、条件を指定する特殊注文があります。

本記事では、bitFlyer Lightningで使える指値注文と成行注文について説明します。特殊注文については次回記事で説明します。

実際に注文を出すところまでをやってみましょう。bitFlyerのトップ画面のメニューにある「bitFlyer Lightning」をクリックします。

bitFlyer トップ画面

 

すると、下図のようなbitFlyer Lightningの画面が表示されます。画面右側に注文を入力する箇所があります。

bitFlyer Lightningの画面

 

注文入力画面に表示されている「指値」、「成行」、「特殊」をクリックすることで注文の種類を切り替えられます。

注文入力画面

指値注文

「指値注文」とは、買いたい、または、売りたい数量と価格を指定する注文のことをいいます。

bitFlyer Lightningの数量は小数点以下第3位まで指定できます。つまり最も少ない数量の指定は「0.001」です。これにより、1000円くらいの少額でも買うことができます。

例えば、数量に0.5を指定した買い注文は、半分に割ったビットコインを買うようなイメージです。

ビットコインを半分に分割

 

0.001だとこんな感じ。

(※画像はイメージです。 ビットコインはネットワーク上のみに存在する通貨なので、手に持って見れる実物はありません。)

 

買い注文の価格は、最終取引価格と同じかそれより低い価格を入力します。理由は、現在の価格よりも高い価格で買いたいと思う人は誰もいないからです。例えば、コンビニで500円のパンが売られていて、それを400円に安くしてくれるなら買いたいと思う人はいても、600円を払って買いたいと思う人がいないのと同じことです。

ちなみに、間違って最終取引価格よりも高い価格で注文してしまってもあまり心配はいりません。例えば、最終取引価格が125万円のときに間違って1250万円で注文してしまっても、注文価格より得する価格で約定できる場合はその価格で約定するので、125万円あたりで約定します。

売り注文は買いの逆の考え方になるのであとで想像してみて下さい。つまり、買う時はできるだけ安く買いたい。売るときは出来るだけ高く売りたいという考えをもとに注文価格を決めるということです。

実際に注文を出してみましょう。数量に「0.001」、価格に「1069000」を入力して「買い」ボタンを押します。

bitFlyer Lightning

 

「本当に注文しますか?」が表示されるので「買い」ボタンを押します。

bitFlyer Lightning 確認画面

 

画面左下の注文一覧に注文が追加されました。価格は「1069000」、残数量は「0.001」の買い注文。

バッチリです(・▽・)b

注文一覧に注文が追加された

 

約定すると注文一覧から注文が消え、画面右下の取引履歴に約定結果が追加されます。ステータスに「取引済」と表示されていれば約定したということです。

価格は「1069000」、残数量は「0.001」となり、注文したとおりの価格と数量のビットコインを手に入れることができました。手数料が0円なのは、2018年1月は取引手数料が0円のキャンペーン期間中だからです。

ちなみに、現物取引で買ったビットコインはビットコイン決済に対応している店で使ったり、他のウォレットに送ったりなど普通に使えます。

取引履歴に取引結果が表示された

 

次に、買ったビットコインを売ります。利益を出すためには買った価格よりも高い価格で売る必要があります。そこで、数量に「0.001」、価格に「1070000」を入力して、「売り」ボタンを押します。

bitFlyer Lightning 注文入力画面

 

「本当に注文しますか?」が表示されるので「売り」ボタンを押します。

bitFlyer Lightning 確認画面

 

画面左下の注文一覧に注文が追加されました。価格は「1070000」、残数量は「0.001」の売り注文。

バッチリです(・▽・)b

bitFlyer LIghtning 注文一覧画面

 

約定して、画面右下の取引履歴に約定結果が追加されました。

損益を計算してみると、(1070000 – 1069000)×0.001= 1円 の利益です。今回は説明のために数量を0.001にしたので利益が小さくなりましたが、数量を多くすると、それに合わせて損益も大きくなります。

bitFlyer Lightning 取引履歴

成行注文

「成行注文」とは、価格を指定せずに板にある注文とすぐに約定させる注文のことをいいます。価格は入力せず、数量だけ入力して発注します。

成行注文は、板にある注文の中で最も得をする注文と約定します。例えば下図の状況で数量0.001の買いの成行注文を出した場合、板にある115万6795円の売り注文と約定します。

なぜ115万6795円で約定するのかというと、買いは「出来るだけ安く買いたい」という基本的な考えがあるので、板に並んでいる注文リストの中から一番安い価格の売り注文が選択されるからです。

注文入力画面 成行

 

しかし、板に並んでいる注文はもの凄い速さで変化するので、注文が取引所に届いて処理されるまでの数秒の間に板の内容が変わって期待したとおりの価格で約定しないことがあります。

例えば板が下図の状況で、あなたは313万1000円の売り注文が板にあるのを見て「この価格で買いたい!」と思ったとします。そこで、急いで数量2.0の成行注文を出しましたが、注文が取引所に届いて処理される前に他の人の買い注文が313万円と324万円で約定し、あなたの注文は400万2000円で約定してしまいました。

極端な例ですが、このように成行注文は想定した価格と離れた価格で約定することがあることを覚えておきましょう。特に、暴騰、暴落発生の価格の動きが激しいときの成行注文は注意が必要です。

 

成行注文を出してみましょう。数量に「0.001」を入力して「買い」ボタンを押します。

bitFlyer Lightning 成行

 

「本当に注文しますか?」が表示されるので「買い」ボタンを押します。

bitFlyer Lightning 確認画面

 

成行注文は注文一覧画面に入らずに、すぐに約定して取引履歴に約定結果が追加されます。ひょっとすると注文一覧画面に一瞬入っているのかも知れませんが、見えません。

106万2678円で約定しました。

bitFlyer Lightning 取引履歴

 

次に、買ったビットコインを成行注文で売ります。利益を出すためには買った価格よりも高い価格で売る必要があります。そこで、板の最終取引価格が買った価格「106万2670円」より高くなるのを待ってから「売り」ボタンを押します。

最終取引価格が「106万4520円」になりました。数量に「0.001」を入力して「売り」ボタンを押します。

bitFlyer Lightning 成行

 

106万5372円で約定しました。

損益を計算してみると、(1065372 – 1062670) × 0.001 = 2円の利益です。

bitFlyer Lightning 取引履歴

 

以上、指値注文と成行注文についてでした。次回は特殊注文について説明します。