暗号資産全体が下落。ハッシュレートが急減している。
暗号資産市場の今日の変化を報告します。
今日の主なニュース
今日は誰もが驚く、ビッグニュースは無し。
今注目のエルサルバドル関連では、国際決済銀行とJPモルガンがエルサルバドルのビットコイン法定通貨についてコメントをした。
「規制が必要、IMF(国際通貨基金)との関係を難しくする」など厳しい意見。
その他、日本ではネット投票推進法案が提出された。
パソコンやスマホを使ってネットで選挙の投票をできるようにし、記録にはブロックチェーンを利用する。
エルサルバドルのように3日で可決してほしい。
そんなに早くは無理だけど。
価格の変化
今日も上位コインは
すべてマイナス
2日連続で全部マイナスとなった。しかも昨日より下落率が大きい。
マイナスが一番小さかったのは
ビットコイン(BTC)
で6.06%。といっても他と大差ない。
下落率が一番大きかったのは
インターネットコンピューター(ICP)
現在マイナス18%、最大20%
このコーナーでのマイナスのトップ連続4日
マイナスが4日連続なら分かるけど、マイナストップ連続が4日というのはなかなか無い。
記録的な下落だ。
つい最近まで時価総額ランキング10位以内に入っていたけど、現在は19位まで落ちた。
このままいったら上位コインではなくなる。

取引量
取引量は昨日19時は1250億ドル
そこを最大値となって減少が続き、12日朝6時は1059億ドル。現在は1039億ドル
価格の下落拡大とともに取引量が急増する傾向は無い。

取引量の増加率は午前中までは殆どのコインがマイナスだったが、午後からプラスに転じるコインが現れた。
しかし、多くてプラス10%台なので、昨日とほとんど変わらない。
取引量の減少が目立ったのは
インターネットコンピューター(ICP)

インターネットコンピューターの12日11時からの値動きについて、
価格はマイナス19%で反発し、その後3時間でマイナス14%まで上昇したが、
その間も取引量は減り続けている。
今後の反発するタイミングの動きは要チェック

下図はインターネットコンピューターの12日20時時点の日足チャート

日本の上場コイン
日本の取引所に上場しているコインも
すべてマイナス
一番下落したのは
エンジンコイン(ENJ)
現在マイナス17.8%、
エンジンコインは時価総額ランキング上位100のコインの中で一時トップの下落率となった。

取引量は昨日19時よりマイナスのコインが多いが、プラスになったのは、
エンジンコイン(ENJ)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
モナコイン(MONA)

といっても、買い圧増加で取引量が増加したコインは無く、価格はずっとマイナスのまま

ベーシックアテンショントークンは昨日21時の取引量が急増したタイミングで価格はプラス5%くらいまで上がったが、その後取引量は高止まりしたまま、価格だけ下がっていった。
ということは出来高の枚数自体は増えているということか

下落率と反発率
今日はクレイトン(KLAY)の下落がきつく、5月の暴落以降の安値を割って反発率が最低値になった。
終値で5月暴落時の価格を割るコインの数が増えてきている。

反発が強いコインの順位変動は無し。
シータフューエル(TFUEL)は昨日まで5月暴落前の価格を超えていたが、今日の下落で下回った。

アクティブアドレス
アクティブアドレスに大きな変動は無し。
今年の最低は6月6日につけた71万件
6月11日は88万件

ハッシュレート
ハッシュレートが大幅に減少
今年の最低値は5月17日につけた106EH/秒
6月11日は109EH/秒
今年の最低を割るのか

ハッシュリボンの「降伏」の拡大が続く。
短期と長期の乖離率はおそらく過去最大レベル。後日乖離率の歴代順位を出します。

取引所の流入流出量
取引所のビットコインの流入と流出の差に大きな変化は無し。
ここ1週間は流出の方が多い日が多い。

インフレ率
アメリカのインフレ率が増加
4.99%
4.99%は2008年以来のインフレ率である。
日本はマイナス0.5%で未だマイナス
