RYOコインが日本初上場を予告。詐欺ではなかったのか？
RYOコインは、いにしえの日本の通貨をデジタル時代によみがえらせる日本の暗号資産プロジェクトです。
RYOを漢字で書くと「両」
両は江戸時代の通貨単位で、1両は金貨の小判1枚にあたります。
この江戸時代の通貨「両」を暗号資産でよみがえらせるのがRYOコインです。
RYOコインは、2019年に日本初のIEOを予告して話題になったことがあります。
以下は2019年に発表された内容です。
RYOプライベートセールIEO、近日公開
（中略）
RYOの世界的チームは、第一線の国内主要取引所と協力しており、この取引所は2020年1月に予定せれているRYOのIEOを主催するだけでなく、この革新的な暗号資産が一般に広く利用されるようになる際には、RYOの取り扱いを強く望んでいます。
引用元：RYOコイン 公式サイト
IEOは、プロジェクトの代わりに取引所が投資家にコインを売って資金調達をすることです。
2019年当時は日本でIEOを実施した取引所はまだ無く、IEOの検討開始を発表したのはコインチェックとフォビジャンだけでした。
ユーザー数はフォビジャパンよりコインチェックの方がが多いので、「第一線の国内主要取引所」はコインチェックのことを指している可能性が高いと考えられていました。
RYOコインの懸念点は、トゥルーライフコイン（TLCコイン）との関係です。
以下はTLCコインの商標登録です。
ユニグローバル・ホールディングス・リミテッドという会社が登録しています。
以下はRYOコインの商標登録です。
TLCコインと同じユニグローバル・ホールディングス・リミテッドという会社が登録しています。
また、RYOコイン発行会社のゼンザキャピタルホールディングスの所在地と、TLCコイン関連会社のクラブ・スパークルの所在地が同じビルの階違いでした。
以上から、RYOコインはTLCコインと関係があるコインの可能性が高いと考えられています。
TLCコインは、第2のビットコインを開発しているプロジェクトです。
ビットコイン開発者のサトシナカモトがプロジェクトチームにいると発表して話題になりました。
2015年から6年以上にわたって日本全国でプライベートセールを実施したので、おそらくプライベートセールの期間の長さは世界一です。
TLCコインは、コインの購入者が販売者になって他の人にコインを売ると報酬が貰えるマルチレベルマーケティングで投資家を爆発的に増やし、
上場する、上場する言いつつ、開始から8年以上経過した2023年現在もどこの取引所にも上場していないので、このままでは大量の被害者を出しながら終了することになります。
そして、TLCコインの次に誕生したRYOコインは2020年1月の日本上場が予告されてから、上場する、上場する言いつつ、まだ上場していませんが、
先月7月に、ついに上場予定日が発表されました。
RYOコインは、日本の金融庁に許可されたデジタル資産取引所と戦略的提携を結んでいて、今年2023年の第4四半期にEO（取引所でコイン販売）を行い、日本と世界の取引所に同時上場するそうです。
2023年の第4四半期は2024年1月～3月です。
もはや全く信じることができない上場予告ですが、「勝手にRYOコインNEWS編集部」というサイトの案内によると、
RYOコインが日本の暗号資産取引所のCOINHUB株式会社（コインハブ）を買収した（またはこれからする）そうです。
COINHUBが日本の暗号資産交換業者としてに金融庁に認可されているのは間違いありません。
COINHUB代表の植原氏がRYOコインのパーティーでスピーチをしたと書かれています。
もしCOINHUBとの戦略的提携が事実なら、RYOコインが日本に上場する可能性が高まったといえます。
でも、RYOコインを信用して投資する人なんているのか？
と思いそうですが、以下の写真を見て下さい。
めっちゃ盛り上がってるやん（・□・；）
みんな楽しそうだな
RYOコインは日本で全国ツアーを行い、カクテルパーティーの会場には人がギッシリです。
RYOコインは、今年2023年10月に開催される全世界空手道選手権大会の公式スポンサーになり、RYOコインのロゴが入った道着を着た選手たちが戦うそうです。
RYOコインの大きな特徴は、世界初の暗号資産交換の転換社債を販売していることです。
転換社債は、株に転換できる権利が付いた社債のことです。
RYOコインの転換社債は一口100万円で、株とRYOコインの2つに転換できます。
転換レートは、RYOコイン1枚100円のレートで10000枚と交換できます。
もしRYOコインが本当に日本の取引所に上場したら、良い意味、悪い意味含めて、物凄い騒ぎになることは間違いありません。
はたして日本暗号資産取引業協会はRYOコインの審査を通すのか
EO価格（取引所での販売価格）は1枚150円～200円となっています。
RYOコインの転換社債はSECの承認を受けていると言っているので、投資を検討している人は、念のためSECの承認を証明する資料を確認してから投資を検討することをお勧めします。