明日バイナンスに上場するセイは爆上げるのか

アンゴロウ

今年5月にスイが上場してIEO価格の最大49倍をつけて話題になりました。

スイは、ディエム(元リブラ)の元エンジニアが開発する超高性能ブロックチェーンです。

現在価格はIEO価格の6倍です。

そして、スイの次はセイが8月15日に上場します。

セイも高性能ブロックチェーンです。

スイ、セイ、ソイ

魚のソイは美味しい。

今回はセイの話です。

以下は性能の比較表です。

引用元:SEI公式サイト

秒間トランザクション件数(tps)を見ると、ビットコインは10件、イーサリアムは20件、ソラナは1万件

セイは秒間オペレーション件数(ops)が2万件と表示されています。

単位は違うものの、セイは超高性能ブロックチェーンの雰囲気が伝わってきます。

2列目のTransactional Finalityは、実行されたトランザクションが絶対に取り消されない状態になるまでの時間が表示されています。

ビットコインは10分おきにブロックが生成されますが、フォークが発生した場合は10分経過後もトランザクションが取り消される可能性は残っているので、ブロックが生成されたあと6個ブロックが生成されて確定と判断することが多いです。

そのため、ビットコインのTransactional Finalityは10分×6個=60分です。

イーサリアムは6分、ソラナは2.5秒

そしてセイのファイナリティ時間は、何と0.5秒

速いね

3つ目のFrontrunning preventionの、フロントランディングは、他のユーザーの注文を見て、その注文が処理される前に自分の注文を先回りして処理することで、強制的に自分に有利な取引にすることをいいます。

やろうと思えば、各マイナーは自分のトランザクションを優先的に処理できます。

このフロントランディングの防止は、ビットコイン、イーサリアム、ソラナには無いのに対し、セイにはあります。

4つ目のProcessing styleはトランザクションの処理スタイル

同じデータを更新する異なるトランザクションがある場合、順番に処理しないと処理結果に問題が発生することがあります。

ビットコインとイーサリアムはトランザクションをSequential(順番)に処理します。

セイは並列で実行しても問題ないトランザクションを識別し、並列処理することで高速化を実現しています。

以上が性能の比較表です。

スイの性能も確認しておくと

引用元:Xangle

スイの秒間トランザクション件数は12万件

もう一つのAptosという高性能ブロックチェーンは16万件

セイは2万件なので、、スイの方が6倍速いね。

Aptosは8倍

セイのエコシステムを見たところ、DeFi、NFT、DEXなど他のブロックチェーンと同じ感じになっていて、セイにしか構築できないサービスは見つかりませんでした。

以下はセイの先物取引のチャートです。

先物取引の現在価格は0.25ドル

セイの発行上限は100億枚、そのうち18億枚が上場直後の流通枚数になるので、仮に上場後の価格が0.25ドルになったときの時価総額は4億5000万ドル

4億5000万ドルは現在の時価総額ランキングの82位辺りに位置します。

ほどよい時価総額ポジションといえるので、スイの上場後の価格は0.2ドル台をつけたあと、しばらくジワジワと下がるのが既定路線となりそうです。

スイはバイナンスのローンチプールにBNBをステーキングすることで貰うことができます。

ローンチプールは、ローンチパッドと違ってユーザーは無料でトークンを獲得できるのが特徴です。

参加者が多いと貰えるトークン量も少なくなりますが、無料で貰えるのでBNBが余っている人は参加しておくのがいいと思います。

今回はスイ、セイ

ネム、ジム、ゼムでムカムカしたときがあったなあ

今でも、ジムと聞いたら、ネムとシンボルのどちらのことか一瞬考える時間が発生します。

過去に、性能を売りにしたブロックチェーンは結構あって、EOSの秒間トランザクション件数は100万件を出せるイーサリアムキラーとして話題になりました。

2018年の最高値から97%以上下落していますが、現在も時価総額ランキング52位で比較的上位にいます。

倒産したファクトムが開発している次世代ブロックチェーンのAccumulateは秒間トランザクション件数がソラナを超える7万件で2022年に話題になりましたが、まだコインは上場していません。

引用元:Accumulate公式

セイの上場後の値動きは、0.2ドル台をつけたあと、しばらくは緩やかな下落が続くイメージ。

無料で貰えるローンチプールがある。