キャプテン翼コインARENA公開。1プレイ1750円、手数料50%で自滅?今が買いか

2023年9月27日

アンゴロウ

キャプテン翼のブロックチェーンゲーム「キャプテン翼ライバル」

キャプテン翼ライバルは、キャプテン翼のゲームをプレイすることで暗号資産が稼げるPlay to Earnゲームです。

引用元:キャプテン翼RIVALS公式

稼げる暗号資産の名前はツバサユーティリティトークン(TSUBASAUT)

通称、キャプテン翼コイン

稼ぐ流れをおさらいします。

翼くんや岬くんなどキャプテン翼に登場するキャラクターのNFTを使って対戦相手と勝負し、勝てばキャプテン翼コインが貰え、稼いだコインを取引所に送金して売れば現金化できます。

プレイヤーは最初にNFTを購入する必要があり、各NFTに設定されている力、速さ、技などの能力値やレア度が高いNFTほど勝ちやすくなります。

対戦は3本勝負で、2勝以上したプレイヤーの勝利です。

対戦の流れは、対戦画面に6枚のカードが表示されているので、カードを選択して自分の攻撃力を設定します。

例えば、1000、2000、3000、4000、5000、6000の6枚のカードがあり、1000と4000を選択したら自分の攻撃力は5000です。

画面には対戦相手の攻撃力も表示されていて、自分の攻撃力を相手より高くできれば勝利です。

例えば、相手の攻撃力が4000と表示されていたら、自分のカードを選択して4001以上にすれば勝利です。

ただし、一度使ったカードは次のターンで選択できないので、闇雲に数値が高いカードを選ぶだけだと2戦目、3戦目で負ける確率が高くなります。

そこで、なるべく相手の攻撃力より少しだけ高くして勝つとか、相手の攻撃力が高いときは1回わざと負けるなどの戦略が必要になるのがこのゲームの面白いところです。

キャプテン翼コインは、キャラクターのレベルアップや体力回復などゲーム内で使えるので、それがコインの需要を維持し、価格にプラスの影響を及ぼすとされています。

他のコインにはないキャプテン翼コインの大きな特徴は、TSUBASAUTプライスバランサーです。

TSUBASAUTプライスバランサーは、キャプテン翼コインの価格が急騰したら、運営がキャプテン翼コインを売却して、受け取ったコインをプールに入れておき、キャプテン翼コインが暴落したら、プールに入っているコインを使ってキャプテン翼コインを買い支えることでコインの価格を安定させるシステムです。

アンゴロウチャンネルでは、今年1月の動画でキャプテン翼コインを買えば爆益できるか予想しました。

以下は予想シーンです。

予想は「爆益できない」

TSUBASAUTプライスバランサーの影響で投資家の買い圧がほとんど無くなり、プレイヤーの需要だけで価格の下落を永遠に防ぐことはできないため、キャプテン翼コインを買っても爆益できないと予想しました。

下図は、キャプテン翼コインの日足チャートです。

予想動画を公開した1月27日の価格は0.654ドル

2月中旬から暴落モードに入り、9月18日に最安値0.178ドルをつけました。

-79%

このようにキャプテン翼コインは暴落モードが続いていますが、予想動画のあと新しいコインが発行され、先日9月18日に新しいゲームモード「ARENA」が公開されたので、爆上げの可能性と今が買いかを検証します。名前は、

キャプテン翼ライバル2.0

引用元:キャプテン翼 RIVALS公式

新しいコインの名前は、翼ガバナンストークン(TSUGT)

キャプテン翼コインのティッカーシンボルはTSUBASAUT、翼ガバナンストークンはTSUBASAGTではなく、TSUGTで文字列を短くしてきました。

TSUBASAUTの9文字は長すぎたと反省したのかな?

以下は翼ガバナンストークンの説明文です。

引用元:キャプテン翼 RIVALS公式

キャプテン翼コインは価格の維持と安定化を重要視していたけど、翼ガバナンストークンは価値の向上を重要視していくそうです。

ということは、投資の観点ではキャプテン翼コインより、翼ガバナンストークンの方が買いとなる可能性が高いといえます。

翼ガバナンストークンの投資判断をする上で重要になりそうな仕様を説明します。

1つ目は、翼ガバナンストークンの価値を向上させる仕組みです。

引用元:キャプテン翼 RIVAL公式

ガバナンストークンは、主にプロジェクトの方針を決定するときの投票に使うトークンのことを言いますが、

翼ガバナンストークンはそれ以外にも用途があり、ゲームをプレイするときの支払いや、ゲームで勝利したときの報酬として使われます。

そこで、一定期間におけるプレイヤーの翼ガバナンストークンの消費量と報酬量を集計し、消費量より報酬量が少なくなるように調整することで翼ガバナンストークンのインフレを防ぎ、価値の向上につなげます。

例えば、1日あたりの翼ガバナンストークンの消費量が5000枚だったら、翌日の翼ガバナンストークンの報酬量を5000枚以下にするのだと思います。(例はイメージです)

消費枚数 >増加枚数でデフレ資産になれば投資対象の可能性が出てきますが、この仕組みには1つ疑問点があります。

それは、消費されたガバナンストークンはどうなるのか?です。

プレイヤーが消費した翼ガバナンストークンを運営が受け取り、運営は収益確定のために受け取ったトークンを市場で売却するならデフレ資産にならずに流通枚数は増え続けます。

下図は、翼ガバナンストークンのバーンについてです。

引用元:キャプテン翼 RIVALS公式

ゲーム内で消費された翼ガバナンストークンは積極的にバーンするそうです。

バーンは、コインを二度と使えなくすることです。

「積極的に」という努力目標的な表現は注意が必要です。

コインの価値を向上させるために運営資金を使うと公言して投資家を喜ばせたプロジェクトは今までありましたが、最初だけだったり、少ししか資金を使わないで終わることがありました。

なので投資対象になるには、消費量の何%をバーンするのかが明らかになり、消費量、報酬量、バーン量の変化を投資家がリアルタイムで確認できるようになる必要があります。

投資判断で重要になる2つ目の仕様はクレジット決済です。

引用元:キャプテン翼 RIVALS公式

今までは、キャプテン翼ライバルのゲームをプレイするためには、最初にプレイヤーが暗号資産を準備する必要があったので暗号資産に慣れていない人にはゲーム開始までのハードルが高いイメージがありました。

それが、クレジットカード決済の導入によって暗号資産を準備しなくても法定通貨決済で遊べるようになったので、ハードルがかなり低くなったと考えられます。

しかし、もし法定通貨で決済したぶんキャプテン翼コインとガバナンストークンの買い圧が低下するなら、コインの価格にマイナスの影響を及ぼす可能性があります。

なので投資判断の前に、クレジット決済がコインの買い圧に与える影響を精査する必要があります。

投資判断をする上で重要になる3つ目の仕様は出金手数料です。

引用元:キャプテン翼 RIVALS公式

出金手数料は何と

50%

(゚o゚;)フィフティーフィフティー!

出金手数料が50%のPlay to Earnゲームは今まであっただろうか

もしかすると、キャプテン翼ライバルが世界初かも知れません。

投資判断で重要になる4つ目の仕様は出金上限です。

引用元:キャプテン翼 RIVALS公式

今までは、追加課金をしなくても1日1回のプレイでキャプテン翼コイン+10枚(現在レートで260円)を出金上限に加算することができていました。

それが1日1回のプレイで+5枚(現在レートで130円)に変更されました。

さらに、9月15日に以下の変更が発表されました。

引用元:キャプテン翼 RIVAL公式

1日1回のプレイでは出金上限を増やすことができなくなりました。

換金しづらくする気満々

このように、出金手数料が50%に引き上げられ、出金上限枚数が減少したため、プレイヤーの収益確定の売り圧は低下すると考えられます。

売り圧低下によって価格にプラスの影響が期待できますが、もし仕様変更でゲーム離脱者が増加したり、新規プレイヤーが減少してゲームが廃れると、逆にマイナスの影響となりかねないで注意が必要です。

先日9月18日についに公開された

ARENA(アリーナ)

引用元:キャプテン翼 RIVALS公式

アリーナは選手10人+ゴールキーパーの11人でチームを編成し、プレイヤー同士が対戦するゲームモードです。

アリーナをプレイするにはNFT10枚を保有し、最低1つはレベルを30にしておく必要があります。

アリーナは1日最大10試合プレイでき、1試合につき、翼ガバナンストークン250枚(現在レートで1750円)が必要です。

10試合プレイしたら17500円ってことよね?

高くない?

勝てば問題ないタイ!

(๑•̀ㅁ•́ฅ✧スカイラブハリケーン

試合の成績をもとにランキングが集計されて、シーズンごとに報酬が付与されます。

下図は翼ガバナンストークンの日足チャートです。

最高値は今年2023年7月につけた0.098ドル

最安値は9月につけた0.024ドル

現在は0.04ドル台まで反発しています。

投資判断で重要な点をまとめると

翼ガバナンストークンの価値を向上させる仕組み「消費量>報酬量」は、消費されたトークンを運営が市場で売却するならインフレ抑制にならない可能性があるので、

消費量の何%をバーンするのかが明らかになり、消費量、報酬量、バーン量の変化を投資家がリアルタイムで確認できるようになる必要がある。

クレジット決済導入によってトークンの買い圧が低下し、手数料が50%に引き上げられ、出金上限枚数が減少したことでプレイヤーの離脱が増える可能性がある。

以上から今は買いではないという結論になりました。

しかし、もし新しいゲームモードのARENAが超絶人気になってプレイヤーが爆増した場合はこの限りではないので、話題性に変化がないか今後もたまにチェックして何か変化があったら報告します。