成田童夢、久保裕也「Grow Japan Project」は毎月100万円の不労所得
過去に3つの情報商材のインタビュアーを務めた元オリンピック代表の成田童夢氏。
3つとも被害報告しか届いていません。
このままインタビュアーとして突っ走ることができるか、警察にしょっぴかれるようなことが起こり得るのか気になるところです。成田童夢氏の情報商材販売者への道の行きつく先がどうなるのか、最後まで見届けましょう。
最近登場した投資案件に「Grow Japan Project」があります。私はこれは詐欺案件だと思っています。本記事ではその理由を説明します。
このプロジェクトは仮想通貨の案件ではありませんが、過去に3つの仮想通貨案件のインタビュアーを務めた芸能人の成田童夢氏の4作目になるので記録しておくことにしました。
なお、私が詐欺だと思っているだけで、実際に詐欺かどうかは現時点では明らかになっていません。この記事は、プロジェクトへの参加、不参加を強制することを目的としたものではないので、他のサイトの情報や家族、友人の意見も参考にして、ご自身の判断のもと投資するかどうかを決めて下さい。
また、本記事で使用している画像と動画のすべては、検証を目的として一般公開されているものを引用したものです。加筆、修正などは一切していません。
引用文字列 | URL |
---|---|
Grow Japan Project LP1 | http://growjp.info/main/ |
Grow Japan Project セールス1 | http://growjp.com/?id=rlgrrdp1&no=yvz |
ALLIANCE セールス1 | http://alliance-c.info/main/ |
特定商取引法に基づく表示より
項目 | 内容 |
---|---|
販売会社 | 合同会社white rice |
販売責任者 | 記載無し |
所在地 | 東京都杉並区井草1-17-5 大沢ビル101 |
電話番号 | 05052139235 |
メールアドレス | info@growjp.com |
販売会社の「合同会社white rice」は約4ヶ月前に法人登録された会社です。
⇒引用元:法人番号検索サイト「合同会社white rice」
所在地は、東京都杉並区にある大沢ビルの101号室です。参加者全員に毎月月収100万円の不労所得を提供する会社のようには見えません。
大沢ビルの間取りは2DK。2018年9月現在の空室は2階のみで家賃は7万円です。
⇒LIFLE HOME’S「大沢ビル2階 2DK」
このプロジェクトは、リアルビジネスのオーナーになって、知識・経験・資金不要で最低月収100万円の不労所得を受けられるプロジェクトです。
主催者は久保裕也氏(くぼゆうや)。飲食店や不動産などのリアルビジネス店を数百店舗を経営している実業家だそうです。
(引用元:Grow Japan Project セールス1)
「毎月最低100万円」と「度肝を抜かれたと思います」というセリフをどこかで聞いたことがあると思った人もいると思います。
そうです。ALLIANCEの主催者、吉岡正志氏(よしおかまさし)の発言と同じです。
(引用元:ALLIANCE セールス1)
久保裕也氏は、数百店舗に及ぶ飲食店や不動産を経営している凄腕の実業家ということで、ネットで久保裕也氏を探してみましたが、このプロジェクトの情報以外、久保裕也氏らしき人物の情報は何一つ見つかりませんでした。
ちなみに、サッカー選手に久保裕也さんという方がいます。詐欺プロジェクトでは検索逃れのために、意図的に有名人と同じ名前にする場合があります。
⇒引用元:Google検索「久保裕也」
下表は過去に成田童夢氏がインタビュアーを務めた情報商材の一覧です。
最低月収100万円が同じです。3つとも全く稼げていないという被害報告しか届いていません。被害報告の詳細は下記リンク先ページをご覧ください。
商材名 | 内容 |
---|---|
THE TIME PROJECT | ドバイの精鋭チームが参加者の資産を半年で30倍にするプロジェクト |
ALLIANCE | 完全思考停止状態で最低月収100万円を稼げるプロジェクトです。 |
THE HANABI PROJECT | 人間国宝級の投資家の頭脳を落とし込んだ自動売買ツールを使って1日35000円(月収100万円)を稼げるプロジェクト |
このプロジェクトは参加者が3万円を払うことで店舗のオーナーになり、月収100万円の不労所得を得ることができるようになるそうですが、販売者側の視点に立つと論理的におかしな箇所があります。
仮に、久保裕也氏は3万円×200人の出資金を集めて600万円の店舗経営資金を手に入れたとします。その資金を使って店舗経営をした場合、毎月2億円(=100万円×200人)の配当金を200人の出資者に払い続けなければならないということになります。すぐに破綻することは想像に難くないでしょう。
店舗経営は従業員やアルバイトへの給料のやりくりでも大変なのに、従業員やアルバイトを差し置いて、最初に3万円投資した人に毎月100万円を払い続ける経営者などいません。
このプロジェクトが最終的に30万円の参加費で1人33万円の出資をしても、毎月100万円の配当金は難しいことは同じです。
消費者金融の年利も15%くらいの時代です。Grow Japan Projectで店舗経営資金を集めるくらいなら、高利貸し金融に借りたほうが相当ましです。
以上、Grow Japan Projectの検証結果です。
スノーボードといえばスリル。彼は情報商材のインタビュアーに犯罪スレスレのスリルを感じて楽しんでいるのだろうか。